犬や猫を飼っている人たちは、自分のペットの犬や猫の足の肉球がたまらなく可愛かったりしますよね。
つい足の裏を触ったり、まじまじと足を眺めたりする人も多いのではないでしょうか。
では、イヌ科のキツネの足はどうなっていると思いますか?
キツネの足をじっくりご覧になったことはあるでしょうか?
ここでは、キツネの足の指について詳しくご紹介します。
目次
狐の足の指の特長は?
狐はイヌ科の動物なので、狐の足は犬の足と似ていますが、犬の足と比較して顕著な違いとしては次のようなものがあります。
犬の足より縦長
犬の足は横幅が広いのに対し、狐の足は真ん中の指二本が前に出ているため、縦長の形をしています。
肉球と肉球の間が広い
犬の足は比較的肉球同士が詰まっているのに対し、狐の肉球は肉球同士が少し離れています。
そしてその隙間には毛が生えています。
この毛はかなり硬く、ブラシのような質感です。
特に寒い地方で生息する狐や寒い時期の狐の足は、ちょうど人間が車のタイヤをスタッドレスにするように、雪や氷の上で滑 らないように毛が長めになります。
狐の足の指の本数は何本?
4本です。
肉球と肉球の間が離れているので、犬に比べると各指が動きやすいのが特長です。
各部位の呼称は次のとおりです。
指球(しきゅう)
人間の指に当たる4つの部分。
掌球/足底球(しょうきゅう/そくていきゅう)
人間の手のひらに当たる面積の大きい部分。
狼爪(ろうそう)
親指の名残のような部分のことで、他の多くの動物にも見られます。
手根球(しゅこんきゅう)
人間の手首に相当する部分。
キツネなどイヌ科の動物は、通常 立っているときは重心が前に来ます。
そのため、後ろ足よりも前足の方が太くなっています。
また後ろ足は狼爪が退化して、見られません。
まとめ
足の指についている肉球のおかげで、足音を消して獲物に近づいて捕らえることもでき、また、肉球には汗腺があるため、うまく体温調節をするなど、自らの身を守る工夫が自然に与えられているのですね。
今度キツネを見る機会があったら、ぜひ足にも注目して、あなたなりのいろんな発見をしてみてください。