鹿やイノシシ、野ウサギ、キジなどの野鳥のお肉はジビエ料理としても注目されています。
駆除されたカラスが、食べられるレストランもあります。
一般的にジビエが一番美味しいのは、秋から冬にかけてと言われています。
狩猟できる時期が、限られていることもあるかもしれません。
では鹿の肉が一番美味しいのも秋冬なのでしょうか?
いただくのなら、一番美味しい時期を知り、その良さをより生かして食べたいですよね?
今回は、鹿肉の旬の時期について調べてみたいと思います。
鹿の肉の旬はいつなの?
ここ最近になって鹿は駆除対象として、捕獲できる期間が長くなりました。
以前は、秋のはじめから春前までの時期に限定されていたのですが、今では駆除期間も合わせると、ほぼ1年中シカ猟ができる所もあるようです。
以前は他のジビエと同様に、鹿肉の旬も秋から冬にかけての時期と言われていました。
冬の食料が少なくなる時期に備えてたくさんエサを食べ、しっかりと栄養をつけているこの時期は、脂がのってとても美味しいのだそうです。
逆にすっかり冬に入るとエサが少なくなり、今度は蓄えていた栄養から補って生きていくようになるので、身はやせていきあまり美味しいとはいえないのだそうです。
では、これまでは猟ができなかった春先から夏にかけての鹿肉は、どうでしょうか?
実はこの時期の鹿肉は、秋の肉にも増して美味しいのだそうです!
鹿は草食動物なので、植物の葉や芽、木の皮、果実などを食べて生きています。
春になると柔らかく、アクの少ない若葉が多く出てきます。
その美味しいエサをたくさん食べて栄養を蓄えていくこの時期は、身も柔らかく絶品だそうです。
食べてみたいです。
また、オスよりもメスの方が肉質は柔らかくとても美味しいそうです。
性別によって旬の時期も若干異なり、メスの場合は5-7月に出産を迎えますがその前の3-5月が一番良く、出産をしないオスの場合は豊富な植物を食べ切った5-7月が良いそうです。
出産後のメスの個体は、産卵後の魚達のように、身が痩せてあまり美味しくないのでしょうか?
ちなみに鹿のメスは、生後1年たつと繁殖可能なのだそうです。
繁殖力旺盛なのです。
まとめ
鹿肉の旬についてご紹介してきました。
秋から冬にかけての時期はもちろん、性別によって多少のずれはあるものの、春先から初夏にかけての時期はより美味しいという事が分かりました。
この時期の新鮮な鹿肉を食べる機会があれば、ぜひすぐにいただきたいものです。