種類の異なる動物同士を交配させて生まれた動物がたびたび話題になります。
今までには、例えばライオンとトラの間に生まれた「ライガー」や、オオカミとイエイヌの間に生まれた「ウルフドッグ」、ロバとシマウマの間に生まれた「ドンクラ」などなど・・。
このように、種の似た物同士の交配によってハーフが生まれることがあります。
それなら、同じイヌ科で種の似ているキツネと犬の場合はどうでしょうか?
キツネと犬のハーフについて詳しくお伝えします。
「ドクス」は狐と犬のハーフ?
みなさんは「ドクス」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
「ドクス」とは「ドッグ(犬)」と「フォックス(キツネ)」の合成語で、キツネと犬のハーフと言われている動物です。
イングランドでは昔から、犬とキツネの間に子供が産まれたという言い伝えが多く残されてています。
ドクスの親である犬は必ず雌で、犬種としては、ポルタロックテリアやシェットランドシープドッグ、アラスカンマラミュート、シベリアンハスキーなどがあげられています。
しかし、実はこれらは今のところ、科学的には証明も解明もされていないのです。
基本的には、動物は種が異なるもの同士は、接合ができず、ライガーや、ウルフドッグなど例外として近い種類の動物同士を交配させて生まれたハーフも、子供を作ることはできず、一代限りです。
キツネと犬のハーフに似た動物は存在する
中国のある女性が、ペットショップでスピッツの赤ちゃんだと思って購入して育てていたら、実はそれはキツネだったという話があります。
またポメラニアンとハスキーを交配すると、キツネに似た犬が生まれます。
このように、もともと見た目が似ている種類の犬やキツネはいますが、キツネを犬に近づける実験を行った人もいます。
人間をあまり恐れず、比較的従順で人間に懐くキツネだけを交配し続けると、そのキツネの子孫はどんどんと犬のような外見になり、尻尾を振るなど振る舞いも犬のようになったそうです。
まとめ
現在の時点では、キツネと犬のハーフらしきものは至る所で見られてはいますが、科学的に解明はされていないというのが実情です。
今後の研究に期待したいですね。