お稲荷様という言葉をよく聞きますが、意味を知っていますか?

なんとなく狐と関係があるイメージですが、由来や狐との関係性も調べてみました!

狐 稲荷 由来

お稲荷様の由来は?狐との関係は?

お稲荷様とは「稲荷神」と言って日本の神のひとつです。

「稲荷大明神」「お稲荷さん」とも呼ばれています。

また、稲荷神の本当の名前は宇迦之御魂神(ウカノミタマ)といいます。

稲荷神を祀る神社を「稲荷神社」と呼び、全国に3万ほどあるといわれていますが、稲荷神社の多くは京都の「伏見稲荷神社」の分身を祭っているそうです。

もともとは農業の神様ですが、現在は「商売繁盛の神様」として人気です。

名前の由来

稲荷という名前の由来は「稲成り」「稲生り」という言葉に「稲荷」という漢字を当てたとされています。

日本人にとっての主食は米だった事からきています。

米が取れるかどうかは死活問題だったため、稲の神である「稲荷神」は大変厚く信仰されたそうです。

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お稲荷様は狐?

よく稲荷神の事を狐だと思っている人がいますが、間違いです。

狐は「稲荷神の使い」です。

何故狐が稲荷神の使いとなったのかは、様々な説があるのではっきりとは解明されていませんが、その中の一説をご紹介します。

稲荷神の本当の名前は宇迦之御魂神(ウカノミタマ)といいますが、別名で「御饌津神(ミケツノカミ)」とも言います。

狐は昔「ケツ」と呼ばれていました。

そこでミケツノカミに当て字で「三狐神」とした事が発端とされています。

そこから神の使いとなった狐は「命婦」の格が与えられます。

この事から「命婦神」と呼ばれるようになり、上下社に祀られるようになりました。

いなり寿司との関係は?

昔からいなり寿司は縁起の良いもので、神の使いである狐の好物である事が由来であるとされています。

狐の好物は鼠の油揚げとされており、そこから油揚げが供えられるようになりました。

その後、農家の人々が米が出来た際に稲荷神に感謝して油揚げに米を詰めるようになり、「いなり寿司」「お稲荷さん」と呼ばれるようになりました。

まとめ

「お稲荷様」の歴史は非常に興味深く面白いですね。

当たり前に口にしている言葉や食べ物も歴史があります。

いなり寿司を食べる時は、狐や稲荷神の歴史を噛みしめながら食べると、更に美味しく感じるかもしれませんね。

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