可愛くて人気のある狐ですが、どんな生活を送っているのかご存じですか?
基本的には野生動物なので野生で生きていく術や能力は持っていそうですが、冬になるとどうでしょうか。
狐も冬眠するのでしょうか。
詳しく調べてみました!
狐の冬の過ごし方は?
狐は1年中活動出来る動物なので冬眠はしません。
夜行性で警戒心が強いですが、とても好奇心旺盛で賢い動物です。
野生で生き抜く能力も高く、また環境への適応能力も高いと言われています。
その能力のひとつが、冬になると太る事です。
なんと冬になると狐はまん丸に太ってしまうのです。
しかし厳密にいうとまん丸に太るのではなく、毛並みの問題なのです。
狐には夏毛と冬毛があり、冬になると寒さに耐えるため毛が厚くなります。
その結果、脂肪の量は変わらないにも関わらず、太ったように見えてしまうのです。
特に飼育下におかれているキツネは毛並みがよくなるのでより厚くなる傾向があります。
狐は冬にどんなエサを食べる?
狐は肉食に近い雑食で、昆虫や小動物などを好んで食べますが、食べるものが無くなれば穀物や野菜なども食べます。
生後半年の頃から狩りを教えられるため、狩りは非常に得意で様々なテクニックを持っています。
獲物にゆっくりと近づき、耳を澄ませて獲物の動きを把握しすばやく捕らえます。
聴覚に加えてジャンプ力も優れているため、鳥を捕らえるのも一瞬です。
主な食事は昆虫が多いですが、冬になると昆虫がいなくなるのでネズミやウサギなどを主に食べます。
また、秋には木の実や果物などを食べて冬を越すのに備えるそうです。
冬は食べ物が少なくなるので土に食べ物を埋めて保存する種類もいて、その食料を見つけるために嗅覚が鋭くなったとの説もあります。
たまに観光客などが気まぐれに野生のキツネに人間のジャンクフードなどを与えていますが、絶対にやめましょう。
狐はとても賢いので、一度簡単に餌にありつけた場所は忘れません。
そのため、度々人間の生活圏内に現れるようになり、餌を強請るようになったり、不幸な事故が起こったりします。
狐にとっても餌が貰えると思ったのに貰えないとなると、余計にしんどい思いをする事になるのです。
まとめ
狐の冬の過ごし方についてまとめてみました。
人間にとっても冬は寒くて辛いですが、狐にとっては寒いうえに食料も減るので死活問題ですね。
高い身体能力は、そのために備わっているといっても過言ではありません。
その能力を駆使して、是非寒くて辛い冬を乗り切ってほしいですね。