野生のキツネは、日本では昔から田畑を荒らす野ネズミや野うさぎを食べてくれるので、人間から重宝されてきた動物ですが、キツネ自体が農作物を荒らしたり、家畜を襲う存在でもあります。
またエキノコックスなどの伝染病を運ぶ恐れがあり、世界的にキツネの駆除が問題になっています。
キツネによる被害に悩んでいる方にとっては、死活問題で、早急に対策を練る必要があります。
キツネを駆除する具体的な方法をいくつかご紹介します。
目次
キツネを駆除する方法
①生ゴミはゴミ出しの時間を守り・防獣ネットを掛けておく
野生のキツネは基本的には小動物や昆虫、爬虫類などを食べますが、民家の近くにやってきてそこに食べ物があると雑食化します。
だから人間の出したゴミはキツネにとってはごちそうの山。
キツネに住みやすい環境を与えないようにしましょう。
ゴミには必ずネットをかけて、キツネに荒らされない工夫をすることが大事です。
②餌付けをしない
たまたま家にやってきたキツネが可愛いからと言って、餌を与えないようにしましょう。
餌があれば、民家の周辺に居ついてしまいます。
③電気柵を設ける
キツネは狡猾な動物で、ただの柵ではあまり効果が期待できません。
コストはかかりますが、電気柵にすると効果は見込めます。
④撃退センサーを取り付ける
超音波によって、キツネを始めと刷る野生動物を近づけさせない方法もあります。
簡単に設置でき、また安価で済むので、一度試してみる価値はあるでしょう。
⑤罠などで捕獲する
捕獲器(トラップ)も市販されています。
⑥ドラッグを与える
これは試験段階ですが、オーストラリアで試されている方法です。
キツネに母性本能を抑制させる薬を与えると、キツネは子育てをしなくなるそうです。
その結果、繁殖を抑えることができると言ったものです。
うまく行けば市場に流通する可能性があります。
キツネの駆除に許可は必要?
キツネの捕獲は、鳥獣保護法によって規制されているため、 罠(捕獲器を含む)を使った捕獲には、許可や免許が必要になります。
特に市街地においては、駆除する手段がないのが実情です。
そのため、キツネを駆除するというよりは、キツネが寄りつく原因を排除する対策が必要となります。
まとめ
法律により、捕獲が規制されているので、自治体に許可を求める方法もありますが、現実的な駆除方法は、本文でご紹介した①~④の方法になるでしょう。
身近なところからまず試してみてください。