ペットの歴史は、古代エジプトまでさかのぼり、すでにネコが今と同じ様に愛されていたと言います。
ペットを飼う事で、人は癒やしをもらい、愛情や思いやりをもつ教育にも役にたつと言われています。
しかし、ペットを飼う上で大切な事は、飼う事によって生じる、責任を忘れないという事です。
もしあなたがハイエナをペットに出来るかどうかを、検討しているのであれば、考え直した方がいいかもしれません。
どうしてもハイエナを飼いたい!
あのイメージ最悪で、古代からの嫌われ者を私だけが愛してあげる!
という人のために、日本で飼うために必要なことをご説明いたします。
日本でハイエナをペットにできる?
あなたはこの日本で、動物園以外でもライオンを飼うことが出来る事をご存知でしたでしょうか。
同じ様に、ハイエナを飼う事は出来ます。
しかし、数々のハードルをクリアしなければいけません。
それは、ライオンもハイエナも同じ特定動物とされているからです。
要するに、人に危害を加える可能性が大きい動物に、特定されているという事です。
特定動物を飼うためには、都道府県の飼育許可が必要です。
この飼育許可を取るためには、相当な財力が求められます。
決められた基準を満たす飼育施設と、ハイエナを飼うことが出来ると判断されるだけの知識や、緊急時の対処法を熟知しているとされない限り、都道府県からの認可がおりません。
そしてその飼育施設の、ご近所の承諾も得なければなりません。
絶対に逃げないように柵をめぐらさなければ、ご近所からの承諾はおりないでしょう。
20世紀の初め頃に、ハイエナを飼っていた日本人がいたという話はありますが、相当苦労したようです。
最終的には金網を、食いちぎってしまったという話もあります。
脱走騒ぎにでもなったら、とんでもない事態になってしまうでしょう。
しかし、世界に目を向ければ、ハイエナと仲良くしている国もあります。
エチオピア東部の城塞都市としてしられるハラールでは、街ぐるみで、野生のハイエナを飼いならしています。
ハイエナは、街のゴミを食べてくれるので、街に招き入れたのです。
そして、家畜や人間を襲わないように、ハイエナを餌付けする人達もいます。
ハイエナは根気よく接すれば、頭も良いので人に良くなつきます。
この餌付けはショーとして観光客に人気です。
こういう国も存在しますので、飼う事は不可能ではないのですが、現実的には難しいようです。
まとめ
ハイエナを日本で飼う事は、不可能ではありませんが、難しいようです。
しかし、エチオピアのハラールのように、政府ぐるみで飼いならし、新宿や渋谷のゴミ出しの日に放し飼いに出来たら、今よりもずっとキレイな街に生まれ変わるかもしれませんね。