うさぎはデリケートな生き物です。

できるだけ清潔でストレスの少ない環境で、大切に育てなければなりません。

その中でも気をつけなければいけないのは脳の病気です。

ペットのうさぎのふるまいが奇妙なときは、すぐに適切な治療を受ける必要があります。

うさぎ 病気 脳

うさぎの気になる脳の病気

うさぎの気になる症状のひとつに斜頸があります。

これは、首を斜めに曲げたままでいる状態のことで、どうみても不自然な姿です。

うさぎにとっても、こんな姿勢を保つことはむずかしいため、倒れてしまううさぎもいます。

さらにひどい場合には、ごろごろと横になってころげ回る(これをローリングといいます)こともあります。

うさぎがこのような症状を示す原因の代表例として、パスツレラ菌の感染による内耳の異常やエンセファリトゾーンがあげられます。

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エンセファリトゾーンはうさぎがかかりやすい脳の病気です。

この病気はエンセファリトゾーン原虫がうさぎの脳に寄生して発症します。

斜頸やローリング以外の症状としては、瞳が上下あるいは左右にゆれ続ける眼球振とうやけいれんがあげられます。

ひどいときには部分的なまひで、歩行困難を起こすこともあります。

中にはエンセファリトゾーンに感染していても、無症状のまま毎日をつつがなく送るうさぎもいます。

老化や他の病気による体調不良、強いストレスなどによって、さまざまな症状を押さえ込む体力がなくなって、エンセファリトゾーンが発症すると考えられているのです。

清潔でうさぎにとってストレスの少ない環境を保つことは、病気の予防のためにとても大切です。

エンセファリトゾーンには早期発見・早期治療が重要です。

エンセファリトゾーン原虫を駆逐するための薬の投与のほかに、原虫によって引き起こされたさまざまな症状を良くするための治療が必要になります。

2羽以上のうさぎを飼っている場合には、エンセファリトゾーンへの感染を防ぐため、病気のうさぎを元気なうさぎと接触させないようにしましょう。

まとめ

うさぎの脳の病気でもっとも気を付けなくてはならない病気は、エンセファリトゾーン原虫がうさぎの脳に寄生することで生じるさまざまな症状です。

うさぎが首を傾けたままの姿勢でずっといたり、ごろごろとローリングを繰り返したり、眼球振とうが起こったりしていたら、すぐ獣医に相談するようにしてください。

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