首が傾いているうさぎを見たことがありますか。
私は見たことがないので、この記事を書くまで知りませんでした。
しかし、それはうさぎ特有の病気ではなく、犬や猫、人間にも起こる症状であり疾患です。
首が傾いて曲がってきたうさぎの病気のことを調べてみました。
うさぎの首が曲がるってどういうこと?
かわいらしく首を傾げているという状態から、激しくローリングして転げまわる症状までいろいろです。
ローリングという症状なのですが、いきなり床に倒れ、ぐるぐると体が回転します。
眼球は自身の意思とは関係なく上下左右に激しく揺れます。
かわいらしく首を傾げているという時でも病気が隠れている時があるので早く、受診してください。
どうして首が曲がるの?
脳の疾患です。
「前庭」という器官で損傷が起こっているのです。
感染症が多いようですが、脳卒中やケガ、あるいはガンが原因で起こることがあると言われています。
平衡感覚をつかさどる器官が壊れるので、転げ回るようになるのですね。
とにかく早く受診してください。
投薬が早ければ早いほど回復が早くなります。
首が曲がる病気って何?
首が曲がるのは平衡感覚が損傷しているのですが、何が原因で損傷してのかは受診してみないと分かりません。
受診したからわかるという訳でもありません。
中耳や内耳の感染、脳の血管障害やケガ、ガン。
うさぎがよくかかる病気ではエンセファリトゾーンという寄生虫や、パスツレラ菌等の菌による感染症があります。
獣医さんはそれらのすべての病気を疑いながら治療を行っていきます。
首が曲がる病気は予防できる病気なのでしょうか。
今のところワクチンなどの予防薬はありません。
飼い方であってもこうすればこの病気は防げるという特定の飼い方もありません。
感染症などは飼い主さんの注意で、病原体のありそうなところには近寄らないことぐらいしか方法はないでしょう。
ケガや脳内出血のような注意が必要なものもあります。
うさぎをよく見ながら、清潔な環境で育てるということしかできないようです。
まとめ
うさぎというイメージは昔なら家畜でした。
もっと以前なら、大切なタンパク源として狩猟の的になっていました。
今や犬や猫にも匹敵するようなかわいいペットです。
たいへんな病気もあるようですが、この病気を知らず一生を終えるうさぎもいるので、しっかりと環境管理をして飼ってやりたいものですね。