うさぎの体が倒れてゴロゴロしだすと、遊んでいると思われる方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、遊んでいるわけではないのです。

この症状は、ローリングと呼ばれています。

ローリングについて考えていきましょう。

うさぎ ローリング 原因 対策

うさぎがローリングする原因は?

うさぎは、身体が倒れて床にゴロゴロと転がることがあります。

その状態をローリングと呼びます。

ローリングの原因は、平衡感覚をつかさどる「前庭」という器官に問題があるために起きると言われています。

「前庭」での平衡感覚機能が正常に働かなくなると、眼振・ローリングが起こります。

眼振とは眼球がとても速いスピードで左右上下に揺れ動くことです。

人間でも眼振は起こります。

人間は、激しいめまいが起きたときに眼振が起きることがあります。

その時はどちらが上か下かわからないぐらいの激しいめまいのため、人間も立っていることができません。

うさぎもそのような状態になって、床をゴロゴロと転がるのです。

それがローリングです。

そして平衡感覚が正常でなくなると、首が常に傾いた状態になります。

これを斜頸と呼びます。

首が傾く現象のことです。

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うさぎがローリングしたときの対策は?

うさぎのローリングが始まったときはどのように対処すればいいのでしょうか。

最初にすることは、怪我をしないように安全を確保することです。

うさぎは平衡感覚がなくなってしまうと、パニックになってローリングをしています。

自分の意思とは関係なく回ってしまうのですから、ケージなどあちらこちらにぶつかってしまいます。

対策として、うさぎの周りを柔らかなクッションのようなもので覆いましょう。

バスタオルなどで体を包み、狭いキャリー用ケージなどに入れ、タオルを詰めて体が動かないように固定してもいいでしょう。

うさぎを安全な場所に移したら、獣医師に急患の連絡を入れることをおすすめします。

早めに動物病院に連れていくことが大切です。

まとめ

うさぎのローリングが起こると飼い主さんもびっくりしてしまうかもしれませんが、体を動かないようにやさしく固定し、急ぎ病院へ行くことが大切です。

慌ててはいけませんが、迅速に行動しましょう。

病状が落ちついたら、1週間程度うさぎに寄り添って様子を見守ってあげることも大切です。

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