狼と言うと、森の中を歩いていたり、草原を獲物を捕獲するために、走っているイメージが非常に強いのではないでしょうか。

この森林での食物連鎖の頂点に立っている、狼ですが、寿命はどのくらいなのでしょう?

野生の狼と動物園等で飼育されている狼とでは寿命は違うのでしょうか?

野生 狼 寿命

野生の狼の寿命は長いのか?それとも短いのか?

狼と一言でひとくくりにしてしまうと、かなり莫大な種類になってしまいます。

一般的に狼と言われているのは、ハイイロオオカミと言う種類になりますが、亜種を含めると相当数にも上ってしまいます。

ここでは、ハイイロオオカミ全般さすと考えてください。

狼の生態は基本的には北半球に生息範囲が集中している特徴があります。

また暑い地域では無く、寒い地域に生息が更に集中しています。

狼は、森林等の中では、食物連鎖の頂点に立つ捕食する側の動物になりますが、生まれてから全ての個体が大人の個体にまで成長するのは数が少ないと思っていた方がいいでしょう。

狼が一回の繁殖で子どもを産む数は4~6頭です。

生後1年で大人と同じ大きさまで成長します。

生後2年で成体となり、群れに残るか、群れを出るかを決めなくてはならないようです。

そうなると、自然界での狼の生態を調べるには限界がある事がわかります。

その為に、確実なデーターが不足している事は間違いが無いようです。

野生での狼の寿命は5年~10年と言われています。

一般的なイメージとしては、短い寿命のようにも感じますが、狼といえども、子どもの頃に病気やケガなどで命を落とす事が多い為に、平均寿命が比較的に短くなっているとも考えられるのです。

スポンサードリンク

野生の狼と飼育化の狼ではどれだけ寿命が違うのか?

野生化でも狼の平均寿命が5年~10年と言う事がわかっていますが、では動物園などで飼育されている狼の平均的な寿命はどのくらいなのでしょうか。

動物園で飼育されている狼の平均的寿命は15年となっています。

野生の狼よりもはるかに長い寿命になります。

基本的には、動物園での飼育下では、狼自身が危険な状態にさらされる事がまずありえないからです。

また生まれてから成体になるまでの間でも、病気やケガなどをしても、治療を行う事で、命が救われる事が多い事も上げられます。

野生では救えない命を、飼育化では完全に救えると言う違いが大きく狼の寿命を引きのばしていると考えて良いでしょう。

大人の狼でさえ、病気になった場合でも、飼育下では薬などを投与するなどして治療を行いますから、多くの個体が、天寿を全うする形になる率が高いのです。

野生での寿命の5年~10年と飼育化での15年の寿命には、野生で生き抜くには、食物連鎖の頂点に立つ狼でさえ危険と隣り合わせで、生きていると言う事がわかるのではないでしょうか。

まとめ

野生の狼の寿命と動物園で飼育されている狼の寿命を紹介してきました。

野生での寿命の短さには、ちょっと驚きです。

狩りを行わなければならない事も有るのでしょうが、その成功率も影響しているのでしょう。

あるデーターでは狼の捕食率は50%にも満たないと言う物があります。

狩りを行っても半分以上は失敗に終わってしまうと言う事です。

狩りの時にケガを負う事もあるでしょうから、それが致命傷となる事も有るのでしょう。

やはり、自然で生き抜くには、かなり難しい事が明らかであると言う事のようです。

スポンサードリンク