テレビの動物番組などで、狼特集等が放送されている場合があったりします。
雪原を獲物を追いかけて走る姿や、捕食したシーン等が流されたりします。
そんな時に移るのが、狼の自然の本性の顔です。
犬歯を剥きだしにしてテレビクルーに威嚇するシーン等が映ると、さすが犬とは違った一面を垣間見る事が出来ます。
狼のむき出しになった犬歯を見て、ふと思うのが狼の歯は何本有るのだろうか?と言う疑問では無いでしょか。
狼の歯は何本生えているのか!?狼の特徴的な物は有るのか?
狼の歯って一体何本生えているのだろうか?なんて事を考え付く方は非常に、狼に対して興味津津と言うかた、若しくは、狼をこよなく愛する方々ではないでしょうか。
野生の狼の歯がどうなっているかは、誰か調べた事があるのでしょうか?
そちらの方がかなり疑問ですが、実際の狼の歯の本数はと言うと全部で42本もの歯が生えているのです。
42本って多いのか?とも感じますが、人間の歯は、親知らずを含めると全部で32本ですから、確実に狼の方が歯の本数は多い事がわかります。
狼の歯は、
- 上あごに 切歯:6本 犬歯:2本 臼歯:12本 合計:20本
- 下あごに 切歯:6本 犬歯:2本 臼歯:14本 合計:22本
となっています。
下あごの歯の本数が2本多いのは、狼の顔の骨格状の問題で噛みあわせによって下あごの歯の臼歯の本数が多いのです。
狼の口は上下にしか動かす事が出来ない為に、餌を食いちぎるのには奥歯で噛んで振り回したり、顔を横にして餌を口に入れる等の行為をして餌を食いちぎるのです。
その為に、下あごの歯の臼歯の数が多くなっていると考えていいのでしょう。
狼の歯の本数は、犬の歯よりも多いのか?
1万年前以上に狼から分離したと言われている犬ですが、進化の過程で狼と犬の歯の本数に違いが生じているのでしょうか?
これってかなり疑問ですよね~。
自然界で獲物を狩る狼と人から餌を与えられる犬では、歯に違いが生じてもおかしくは有りませんよね。
しかし、実は、狼と犬の歯の本数は同じなのです。
同じ属性ですから当たり前と言えばそうなのですが、歯の本数だけでなく、歯の配列も同じになっているのです。
ただ明らかに違うのはアゴの噛む力が全くと言っていいほど、狼の方が力があるのです。
犬等に動物の骨を与える事がありますが、成犬でも噛み砕くのに時間が相当掛かります。
狼の場合は子どもの狼でさえも意外とあっさりと噛み砕いてしまうのです。
そうなると、狼の子どもでも歯はかなり頑丈と言う事になります。
これは頭の骨の形状が狼と犬では違う為に、アゴかかる力の伝わり方が違うと考えた方がいいでしょう。
ここが、狼から別れた犬の進化した部分と言う事になりそうですね。
まとめ
狼の歯の本数や特徴と狼と犬の歯の違いはあるのか?について紹介してきました。
実際狼が捕食するシーンを見る限りでは、それほど力があるように思えなかったのですが、子どもの狼が与えられた骨を簡単に噛み砕いてしまうのには驚きました。
犬よりは確実に野生と言うのがわかります。
歯の本数が狼と犬では違いがないのには多少ビックリです。
頭の形が違うので、歯の本数にも違いがあるとは思っていたのですけどね。