肉食性の昆虫のカマキリがカナブンを食べることには納得できる方も、犬や猫がカナブンを食べることに驚かれる方もいるのではないでしょうか。
虫を食べることに抵抗を覚える方もいるとは思いますが、昆虫食という言葉を見聞きしたことはありませんか。
昆虫が持つ栄養素が着目され近年注目を集めている昆虫食ですが、その中でもカナブンのような甲虫類には豊富なタンパク質やミネラル成分が含まれています。
カマキリはカナブンを食べるために山林へ向かう
カマ状の前脚がトレードマークのカマキリ、その中でも比較的大きな体を持つオオカマキリも他のカマキリと同じく肉食性です。
食べる対象は、アゲハチョウやキリギリス、トンボなどの大型昆虫からアマガエルやトカゲ、スズメなどの小型の鳥類までさまざまです。
オオカマキリは平地での捕食だけではなく、樹液を求めて集まる昆虫を狙って森林にも姿をみせます。
ここで、カナブンを含めた樹液を餌とする比較的体の小さいカブトムシやクワガタムシなどを食べます。
猫はカナブンを含めいろいろと食べる
猫が食べる餌はキャットフード。
家庭で猫を飼っている方は特にそう思うでしょう。
しかしながら、一昔前はネズミを捕獲するために猫を飼っていた家庭が多かったことを思い出してください。
実際に猫はいろいろなものを食べます。
カナブンを含めクモやバッタ、カマキリ、ヤモリなどが食べる対象に挙げられますが、ただ、遊んでいる場合もあります。
食べた後に吐き出す行為をおこないますが、未消化物をだしているだけなので心配はありません。
もちろん、体調に変化があれば、すぐに処置をおこないましょう。
犬がカナブンをパクっと食べる
犬も猫と同じようにカナブンを食べる行動をとります。
顔の前に飛んできたカナブンを犬が食べたというシーンを目にすることがあります。
こちらも猫同様、カナブンを食べても基本的には問題ありません。
ドックフードなど味の良い餌に慣れてくると、カナブンを食べる行動は少なくなりますが、犬が持っている本来の本能というところでしょうか。
まとめ
ここまで、カナブンを食べるカマキリや犬と猫についてみてきました。
もちろん、カマキリがカナブンを捕食する、犬や猫がカナブンを食べる行動にはミネラル成分などを気にしてのことではないでしょう。
しかしながら、食べても害がない、毒にはならないということをちゃんと分っている行動といえますね。