知っていますか?
オニグモが主に生息している場所。
どこにでもいる?
そう思っていませんか?
私もオニグモの生息地について、疑問に思ったことなんてありませんでした。
今まで、考えたこともなかったという方も多いのではないでしょうか。
今回はまず、日本の北の端である北海道から考えてみましょう。
北海道には蜘蛛やオニグモはいるのか?
さて、普通の一般的なクモなら北海道にも生息していると思っていませんか。
オニグモは、北海道から沖縄まで広く分布しているクモです。
唯一生息していないとすれば、小笠原諸島くらいだと言われています。
実は、クモは寒いところを苦手としているため、あんまり色んな種類のクモは生息していません。
おそらく、寒い時期が長いために住むには、過酷なのではないかと予想されています。
ところが、オニグモはそんな北海道の中でも最もよく見られるクモで、稀に室内に侵入してくることもあるのだとか。
その中の種類でも、アカオニグモやキバナオニグモなどの寒冷地性の種類や、地衣類に擬態する種類など個性があって面白いです。
特にアカオニグモは寒冷地を好み、四国や九州にも記録はあるのですが、主として本州中部地方から北に分布しており、北海道には多産しているということです。
特にむやみに触ったりしなければ、咬んでくる事もないといいます。
基本的には、何か悪さをするようなクモではないので、邪魔にならないところにいれば放っておくのが一番です。
小さいクモに比べて、嫌う人も多いですが、灯りに集まる虫を捕食してくれるという利点から、個人的には非常に助かると思います。
まとめ
クモは寒さが苦手だということは、とても意外でした。
だからと言ってオニグモは、その寒さが得意というわけではないのだそうです。
寿命が短く、6月から10月までの間に成体として過ごします。
稀に越冬することもあるようですが、自然界ではなかなかそうはいかないかもしれません。
8月から9月頃に産卵をして、秋には幼生が孵化してそのまま越冬します。
その繰り返しで命を繋いでいるのですね。
トータルすると、寿命は1年くらいしかありません。
なので、むやみに駆除せずにどうか優しく見守ってあげましょう。