今まで、オニグモの寿命って考えたことはありますか?
飼育したことがある方は当然知っているお話だと思いますが、ご存知のない方のために詳しくお話しましょう。
オニグモの寿命は短いのか?また、長生きするクモは存在するのか?
では、体の大きくて丈夫そうなオニグモですが、寿命はどのくらいなのでしょうか?
答えは、寿命は平均1年くらいと言われています。
他のクモは短いものだと数ヶ月、長く生きるものは数年生きるものも存在しますので、比べてみると短命です。
8月から9月に産卵を行い、秋に孵化をして、越冬して春に獲物を捕って成体へとなるのが、オニグモの一生です。
もし、オニグモを見つけても、何か悪さをするわけではないので出来ればそっとしておいてあげましょう。
たった1年の命です。
大切に生きて欲しいです。
そして、反対に長生きするクモとしては、こんな記録があります。
2018年4月に、オーストラリアで個体群の動態研究のために長年観察されていた、世界最高齢の43歳のクモが存在していたのですが、惜しくも命を落としてしまいました。
このクモの種類はトタテグモといい、それ以前に最高齢とされていたメキシコで発見された28歳のタランチュラよりも、大幅に長生きしたという記録があります。
残念ながら、寿命ではなくスズメバチに刺されたことによって、残念ながら記録は止まってしまったものとみられています。
それでも、平均トタテグモの寿命は、5年から20年とされているので、かなりの長寿だったことがわかりますね。
ちなみに長寿の要因は、あまり動き回らなかったことや、代謝の低さなどがあげられるといいます。
また、自然な状態の低木林地に生息していたことも要因の1つだと言われています。
トタテグモは原始的なクモ類にあたり、地下で生活をします。
地面に穴を掘って、トンネル状の巣を作り、巣の入り口に虫を閉じ込めるための扉を付けることからその名が付いたそうです。
なかなか面白いネーミングですね。
まとめ
きっと、50歳間近だったため、それまで生きてくれると期待していたのではないでしょうか?
さて、オニグモと比べて長寿なクモのお話が中心となってしまいましたが、同じ命に変わりありません。