タヌキは、日本人にとって古くから親しまれている野生動物で、昔話や絵本には数知れず登場しています。

実に馴染み深い動物ですが、どんな足跡をしているのでしょうかと聞かれると、こんな足跡ですよと答えられる方はほとんどいないのではないと思います。

では身近なはずのタヌキの足跡は、どんな形をしていて他の動物と比べるとどのような違いがあるのでしょうか。

タヌキ 足跡 見分け方

タヌキは足跡はこんな形をしています!

タヌキの足は、イヌやネコと同じく前足が5本指、後足が4本指となっています。

但し、前足の5本目の親指は退化して地面には届かない位置にあるので、実際の足跡は前足も後足も4本指となっています。

また足の裏には肉球があり、各指の肉球と手のひらにあたる部分の肉球の計5つの足跡がつくとともに、犬と同様に爪を引っ込めないため、爪のあとも一緒につくのが特徴です。

そのようなタヌキの足跡と見分けるべき他の動物はというと、都会では同じような場所に生息している犬や猫、あとは近年増加しているハクビシンやアライグマの足跡でしょう。

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まず犬ですが、実は犬とタヌキの足跡はそっくりな形をしています。

ですが都会においていえば、野良犬自体がほとんど生息していないのが実情ですから、飼い犬が入ってこないような場所でそのような足跡を見つけた場合は、タヌキの可能性が高いといえるかもしれません。

次に猫ですが、猫はタヌキや犬と違い、歩行時に爪を出しません。

指の本数や肉球の数はタヌキや犬と同数ですが、足跡に爪あとがつかないため、この点でタヌキと見分けることが出来ます。

ハクビシンやアライグマは、前足も後足も5本指で全ての指が地面に設置するため、足跡が5指となり簡単に見分けることが出来ます。

歩行時に、爪を引っ込めないためタヌキと同様に爪のあとが残りますが、前述のように指が前後共に5本あることと、後足の肉球が一部細長いことから見分けることは他の動物よりは簡単といえます。

まとめ

タヌキの足跡と、他の動物の足跡を見分けるという機会は中々無いかもしれませんが、もし見分ける必要があったときは、指の数や爪のあとなどの特徴を思い出せば、上手く見分けられるかもしれません。

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