ラバやアイガモは、異なる生物の交配で誕生した生き物です。
ラバはロバとウマ、アイガモはアヒルとマガモを交配させました。
世界には人工的に多くの異なる生物の交配で誕生した生き物がいます。
ライオンとトラ、ウマとシマウマ、イノシシとブタなど列挙するとキリがありません。
では、たぬきときつねは交配できるのでしょうか。
たぬきときつね以外の成功している交配の規則!
前述したとおり、異なる生物で交配が成功している新たな生物がいます。
しかし新たな生物の親を見ていると、ライオンとトラはネコ科ヒョウ属、ウマとシマウマはウマ科ウマ属、イノシシとブタはイノシシ科イノシシ属です。
生物学上、同じ科である動物の交配が進んでいます。
たぬきときつねはどうでしょうか。
たぬきときつねの交配は?
たぬきはイヌ科、きつねもイヌ科です。
科だけ見ると同じであるため、交配可能に思えますが野生動物にたぬきときつねの交配種が居ないことから、自然に交配することはないと推測できます。
また人工で交配した話題もありません。
これは科だけではなく、属性も同じでなければ交配は難しいとされているからです。
たぬきはイヌ科タヌキ属、きつねはイヌ科イヌ亜科の一種であり、キツネ属です。
属性が異なるため、たぬきときつねの交配は人工でも行われていないのかもしれません。
きつねとたぬきが、日本に伝わる前は中国で狐狸という神獣でした。
伝わる時に、狐と狸に分かれたと伝承されています。
もとは同じ生物だったというのも興味深いですね。
まとめ
世界では、様々な生物の交配を行い新たな生物を生み出す研究が行われています。
自然に交配されたり、人工的に交配させたり方法は違っても、いくつもの異なる生物からの交配種が誕生しています。
その中にきつねとたぬきはありません。
異なる生物といえども条件があるようで、生物学上、同じ科、同じ属性同士の生物でないと交配は難しいようです。
きつねとたぬきは、昔から山で生息しているもの同士ですが、自然と交配は行われませんでした。
きつねはイヌ科キツネ属、たぬきはイヌ科タヌキ属です。
きつねとたぬきの繁殖期の違いもありますが、別の属性であることも深く関わっていることが考えられます。