狼を見たことはありますか？
動物園で飼育しているところもありますが、飼育しているところは少なく、見たことがないという人も多いのではないでしょうか？
狼を日本で入手することはとても難しく、個人で飼育することはできないようです。
狼は姿が犬と似ていますが、狼と犬はどのような関係があるのでしょうか？
それでは今回は、犬と狼の違いや関係についてご紹介します！
狼と犬にはどんな関係があるの？
狼と犬は姿が似ているため、狼は犬の祖先であったと言われています。
元々犬は、「ハイイロオオカミ」のことだったそうです。
地域によってハイイロオオカミのことを「タイリクオオカミ」と呼ぶところもあったようです。
そのハイイロオオカミが人間に飼いならされて、家畜化されて世界中に広まったのではないかと言われています。
犬とされるハイイロオオカミが人間と暮らし始めるようになったのは、今から約14,000年～15,000年前です。
本当に犬とハイイロオオカミは関係があるのか研究者によって調べられ、犬のDNAを検査し、その結果犬の祖先はハイイロオオカミだったということが証明されたそうです。
狼と犬の違いは！？
狼と犬の違いについていくつかご紹介します！
体格の違い
犬には、大型犬、中型犬、小型犬といろいろな大きさの犬が存在します。
しかし、狼は体高60cm～90cm程で狼の方が体が大きいようです。
犬は、人間と暮らすようになり、どんどん品種改良され小さな犬や役割に応じた種類が増えていったそうです。
歯の違い
狼はイヌよりも大きな頭と鋭い牙を持っています。
狼は野生で暮らしているため、自分で狩りを行わなくてはなりません。
鋭い牙がなければ、獲物を捕まえたり食べることができないのでこういった構造になったそうです。
肉や骨をかみ砕くことにも役立っています。
犬は人間から餌をもらうためそれほど大きな歯は必要ないようです。
その他
狼は獲物の肉や骨をかみ砕くために顎の力が犬に比べて強いようです。
顎の筋肉が多いため、頬骨の位置も高いところにあるようです。
狼が人間に懐くことはなく犬と違って、目が吊り上がっています。
『ハイイロオオカミ』
この大きさ、まさにリアルもののけ姫！ pic.twitter.com/J36sAIoLSz
— アニマル博物館 (@animal_haku) 2017年10月11日
まとめ
今回は、犬と狼の違いや関係性についえご紹介しました。
犬の祖先は狼ということが分かりました。
詳しく言うと犬の祖先はハイイロオオカミだったそうです。
これは研究者の調査によって解明されています。
日本ではすでに絶滅してしまいましたが、狼が人間に飼いならされ、家畜化されたことによって世界中に犬という動物が広まったそうです。
