うさぎは、犬や猫のようには人間に懐くことはありませんが、それでも愛情を持って飼育していると徐々にコミュケーションが取れるようになってきます。
うさぎは慣れてくると手を舐めてきたり、鼻をつけたりするようになります。
この仕草には色々な理由があるようですが、それはいったいどういったものなのでしょうか。
うさぎが手を舐めてくるのは何故?
ペットとして飼育されている犬や猫、うさぎなどは元々野生動物ですが、長い時間を掛けて家畜化されてきた動物です。
犬や猫は1万年から2万年以上前に家畜化が始まり、今やすっかりペットとして定着しています。
それには及ばないものの、うさぎが家畜化されたのも1400年前ほどとその歴史は古く、今ではうさぎもしっかりペットとして広く認識されています。
うさぎは、犬や猫と比べてしまうと家畜化された歴史は浅く、それが原因であまり人間には懐かないのではと考えてしまいそうですが、実は人間にあまり懐かないのことには別の理由があるようです。
それは、犬や猫と違ってうさぎは純粋な草食動物であり、多くの肉食動物に捕食される立場にある小型の動物であるということが、大きな要因といわれています。
犬や猫はもともと肉食動物のため、食物連鎖の中で他の動物よりある程度強い立場にあり、他の動物に対して大きな恐怖心を持っていないといわれており、その上で長い歴史の中で人間と共存するペットとなりました。
そのため、人間とのコミュニケーションを取ることが上手であるといわれています。
対して、うさぎの場合は食物連鎖の中では常に捕食される立場であるため、他の動物に対して大きな恐怖心があり、人間にはあまり懐かないといわれています。
ですが、そうした要因があっても家畜化されていく中で、徐々に人間に慣れてくるようになったことも事実で、実際には飼育を続けていると徐々に鼻をつけるようになったり、手などを舐めてくるようになります。
これはうさぎの愛情表現であったり、餌などを催促しているといわれています。
全てのうさぎが舐めてくるわけではありませんが、人間に対してコミュニケーションをとってきていることには間違いがないようです。
まとめ
「うさぎは慣れない」といわれることもありますが、実際には飼育している中で、手を舐めてくるなどのコミュニケーションをとってくる場合も多くあります。
犬や猫のように鳴くことが出来れば、もっと表現の幅も広がり、人間とのコミュニケーションも更に上手に取れるようなるのかもしれません。