自然は、ほんの少しだけの変化で生態系に大きな影響を及ぼすことがあります。

狼は昔から、家畜を襲ったり、人を襲っていたりしていたため、害獣扱いされ駆除の対象になっていました。

そのため、狼の数が減っていき、今では狼の種類によって絶滅してしまった種類が存在しています。

その絶滅してしまった狼が、自然界の生態系に影響を及ぼしていることが最近判明してきました。

ではなぜ、狼が絶滅することで、自然の生態系にどのような影響を与えてしまっているのでしょうか?

今回は、狼の絶滅による生態系への影響について紹介していきます。

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狼の絶滅で生態系への影響とは?

狼が絶滅することで、生態系に影響を及ぼしているのではないかと考えられています。

主に、自然の生態系に影響しているのは、食物連鎖になります。

狼が完璧に絶滅してしまうと、どうなるのでしょうか。

狼は草食動物を標的にしてエサとし食べます。

しかし、狼がなくなると草食動物が異常繁殖を繰り返して、数が増えすぎてしまいます。

そのため、草食動物がエサとしている草木が減ってしまいます。

その草木が減ることで鳥や昆虫もいなくなっていきます。

すると、鳥や昆虫をエサにしている動物がいなくなるという負のスパイラルが生まれます。

なので、自然界に狼を放つと生態系が元通りになるのかもしれないと考えられています。

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実際に北米にあるイエローストン国立公園で、ヘラジカという草食動物が増殖してしまい生態系に影響がでていました。

ですが、イエローストン国立公園にオオカミを放ったところヘラジカの数が減り、草木が戻り鳥や昆虫が戻ってきたとういう例も存在しています。

なので、狼が完全に絶滅してしまうと、生態系に大きな影響が出てきてしまうことがわかります。

まとめ

狼は絶滅してしまうと、生態系に影響することがわかりました。

実際に、北米では狼を放ち、ボロボロだった生態系を復活させています。

なので、狼の絶滅は回避する必要があると思います。

もしかしたら、狼を問題のある場所へ放したら、世界中の生態系が良い方向に復活するかもしれませんね。

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