小型の動物の中でも飼育しやすいうさぎ。
しかし、長く飼っていると、病気などの心配も出てきます。
中でも、うさぎにしこりのような腫瘍を発見する場合があります。
うさぎに腫瘍ができる原因や対処方法などについて、詳しく説明していきたいと思います。
うさぎの腫瘍の原因
うさぎの体にしこりを見つけると心配になりますね。
うさぎの腫瘍は、様々な部分にできますが、早期発見できるものもあります。
中でも乳腺のしこり(乳がん)などは、飼い主が発見しやすい病気の1つです。
「乳がん」や「子宮腺がん」はメスのうさぎは、比較的かかりやすい病気なのです。
乳がんは、ホルモン異常や遺伝が大きく関わっているとされています。
乳腺にしこりができて、進行するとその部分が出血することがあります。
肺やリンパ節に転移しやすいので、早期発見が重要となります。
また、うさぎの様子から判断が難しいのも特徴です。
元気がなくなり、食欲が低下するなどといった明らかな症状は出にくいといわれています。
また、子宮腺がんは、子宮に悪性の腫瘍ができますが、メスのうさぎが亡くなる原因の半数以上ともいわれています。
この場合、しこりとしては発見できません。
しかし進行すると陰部から出血するなどの異常が見られます。
放置すると全身に転移する場合があり、食欲も低下します。
3歳以降にかかる場合が多く、年齢とともにリスクが高まっていくようです。
治療は、卵巣と子宮の摘出手術が行われます。
定期的に健診を受けておく必要があります。
繁殖の予定がなければ、生後5~8か月から3歳になるまでの間に、避妊手術を受けることも1つの予防のための方法です。
うさぎの腫瘍のための手術
うさぎの腫瘍は、除去手術や化学療法が施され治療していきます。
早期発見がとても重要になります。
乳がんは、うさぎの体を触って発見されることが多いようです。
時々手で触れて、乳腺部分にしこりがないかなどを確認してください。
まとめ
うさぎの腫瘍にも様々な種類があることがわかりました。
飼い主が、うさぎの異変に気付いてあげることで、早期発見につながります。
そうすることで、早い段階で治療をスタートできるのです。
良性の腫瘍でも、場所によっては問題を起こしたり、途中でがん化したりすることもあるようです。
うさぎに異変を感じた場合は、できるだけ早く病院に連れていきましょう。