赤ちゃんの出産シーンは、いつ見ても感動しますね。
皆さんは、シマウマの赤ちゃんが生まれる所を見たことはありますか?
シマウマの赤ちゃんは、生まれてから間もなく立てるようになります。
もう少し経つと、今度は歩いたり走ったりができるようになります。
このように、生まれてからすぐに立てるようになるのには、何か理由があるのでしょうか?
シマウマの赤ちゃんが産後すぐ立てるわけとは?
生まれたばかりのシマウマの赤ちゃん。
生まれてからすぐに、自力で立とうとします。
お母さんの助けを借りながら、生後わずか10分ほどでフラフラしつつも、自力で立ち上がれるようになります。
そして1時間後には普通に歩いたり、走ったりができるようになります。
シマウマの赤ちゃんがすぐに動けるようになるのは、周りにいるライオンなどの天敵がいるからです。
そのためすぐに動けるようにならないと、赤ちゃんは肉食動物たちの的になってしまいます。
そのためすぐ逃げられるように、生まれてからすぐ立ち上がり歩けるようになるのです。
逆に天敵のいない私たち人間や、肉食動物たちの赤ちゃんは、すぐに逃げられるようになる必要がないため、生後すぐには立ち上がれません。
目もすぐには開けず、しばらくは目を閉じたままです。
シマウマなどの草食動物が、生後すぐに立ち上がれるようになるのは、天敵からの襲撃に備えてのことなんですね。
ライオンに狙われた時どう逃げる?
ライオンはシマウマを主食の1つとしており、シマウマはライオンにもっとも狙われやすいようです。
しかし、シマウマもただ逃げるだけではありません。
シマウマは意外と気性があらく勇敢で、ライオンに捕まりそうになった時には、後ろ脚で強烈な蹴りを繰り出しライオンに攻撃します。
シマウマに蹴られて、顎を損傷し狩りができなくなってしまうライオンが、数多くいるそうです。
またチーターなどが、自分の縄張りに入ってくるとオスのシマウマは、彼らを走って追いかけていき、撃退するなどします。
シマウマも、肉食動物に怯えるだけではないのですね!
まとめ
シマウマだけに限らず、過酷なサバンナで生きる彼らは肉食動物から逃げるすべをいち早く確保する必要があるため、生後すぐに立ち上がることができます。
私たち人間も彼らのように、いち早く危険を察知し回避できる術を身につけたいものです。