馬は牧場や競馬、運搬、昔なら移動手段に使ったり、戦など多くの場面で人々を助け、楽しませてきました。
またロバも、荷運びを手伝わせたりするのに使われてきました。
しかし、シマウマは動物園では人気の動物の一種ですが、労働力として使われてきたという話は聞きません。
それは一体なぜなのでしょうか?
なぜシマウマは家畜にならなかったのか?
動物園の動物はよく寝ていたり、ご飯を食べたりしていることがほとんどの動物もいて、本当の性格がわからないものもいます。
一見のんびりしていそうに見えるシマウマも実は人に懐きにくく、年をとるにつれて気性が荒く、激しくなっていき扱えなくなっていってしまうため、家畜には向かなかったということです。
パニックにも弱く、強いショックで亡くなってしまうこともあるそうです。
またシマウマは全く人間の指示にも従わないため、調教などもできないそうです。
シマウマはどれほど気性が荒いのか!?
シマウマは、普段ライオンに追いかけられて逃げているイメージがありますが、実際はライオンなどの天敵が近づくと嘶いたり、後ろ足で強烈な蹴りを繰り出し威嚇したり、時には追い払ったりします。
またメスの取り合いでは、激しい戦いをみせ、オスのシマウマの声がサバンナの遠くまで響くそうです。
19世紀頃ヨーロッパ人が家畜化しようと試みた結果、ことごとく失敗したそうです。
またシマウマは、後ろ足が強く蹴りを喰らおうものなら、顎のけがは避けられません。
まとめ
とても美しくて優しそうなシマウマですが実は、気性が荒くて家畜化されなかったという歴史上の背景があるので、どんなに触りたくても乗ってみたくても、シマウマと直接触れ合うのは危険なのでやめた方が良いでしょう。
シマウマに蹴られたライオンが顎を壊され、ご飯が食べれなくなってしまうほど強力な蹴りを繰り出すので、シマウマのお尻側にも絶対に立たない方が良いと思われます。
動物園から逃げたシマウマを見かけたら、近づかずに警察に連絡するのをお勧めします。