だいたいの人は、ビーバーがダムを作る動物だというのはご存じなのではないかと思います。
ですが、ビーバーがどうやってダムを作るのか、ダムを作る理由を知っている方は少ないのではないのでしょうか?
ここでは、ビーバーのダムの作り方や作る理由についてご紹介します。
ビーバーのダムの作り方は?
ビーバーは川にダムを作るために周囲の木を切り倒し、泥や枯れ枝などとともに材料とし、川を横断するようにして組み上げます。
ダムはしっかりと水底についているので、人が乗っても大丈夫なほどだそうです。
このダムは水をせき止めるだけではなく、ビーバー自身がダムの水位を調節することができるようになっているようで、必要に応じて水位を下げたりすることもできるそうです。
ダムの作り方は親と過ごしている間に学ぶそうで、だいたい2年ほど親と暮らし、そのあと親元を離れ自分でダムを作ります。
ですが、中にはうまくダムを作ることができず、親の元へ戻り、さらに1年ダム作りを勉強するビーバーもいるそうです。
ちなみにビーバーは、水の流れる音を聞くとその場所にダムを作る習性があるそうです。
このような習性をもつため、場合によっては無駄なダムを作ってしまう事もあるそうですよ。
ビーバーがダムを作る理由は?
ビーバーがダムを作る理由としては、ダムの中に巣を作り、天敵から襲われないようにするためです。
ビーバーの巣の構造は特殊で、入り口が水中にあるため、天敵が巣に入れないようになっています。
また、ビーバーは臆病な生き物で、陸地に上がるのは水辺からせいぜい20mと言われているようです。
食性は草食性ですが、1日に2キロもの木の葉や皮などを食べる必要があり、川のままでは餌を食べることのできる範囲がとても限られてしまい、食糧不足になってしまいます。
ですが、ダムを作ることで水辺の面積を増やし、餌を食べることのできる範囲を増やしているそうです。
まとめ
いかがでしたか?
ここでは、ビーバーのダムの作り方やダムを作る理由についてご紹介しました。
ダムを作るのにも色々な理由があったのですね。
一度ビーバーが作ったダムを見てみたいですね。