ビーバーというとダムを作るのがとても上手な動物、というイメージですよね。
自分で作ったダムの中にマイホームを建てる素敵な動物です。
ですが、このビーバーが作るダムが、自然破壊になっていると言われているようなのです。
どういうことなのでしょうか?
気になったので調べてみました。
ビーバーが作るダムは自然破壊になっている?
ビーバーはダムを作る材料として、大量の木を切り倒す必要があります。
さらに、ビーバーはとても大食漢で、1日に2kgもの木の皮や葉、草などを食べます。
このように大量の木を必要とするため、自然破壊になっていると言われることもあったようです。
さらに、ビーバーの習性として、水の流れる音が聞こえるとダムを作ってしまうそうで、まれに無駄なダムを作ってしまう事もあるそうです。
本来水が届いていた場所に水が行き渡らなくなり、別の場所では洪水を誘発してしまう事もあるようです。
ですが、実際にはビーバーが作ったダムのまわりは植物が育つのに適した環境になったり、他の動物たちが集まってくるというメリットもあるようですよ。
実は自然に優しいビーバーダム
以前は自然破壊になっているのではと言われていたビーバーのダムですが、実はとても自然に優しかったのです。
川が池になると鳥が飛来するようになり、水草も育ちます。
様々な生き物で賑わうようになり、やがてダムは土砂が溜まって埋まってしまい、使えなくなってしまいます。
するとそこには栄養たっぷりの土が残り、何十年後かには草原が広がるようになるのです。
ダムを作っているときだけを見ると自然破壊をしているようにも見えますが、長い目で見ればとても自然に優しいダム作りをしているようです。
まとめ
いかがでしたか?
ここでは、ビーバーの作るダムは自然破壊になっているのかについてご紹介しました。
ダムを作る工程だけ見ると一見、自然破壊をしているようにも見えますが、長い目で見るととても自然に優しいようですね。
ビーバーのダムがあるところは洪水になりにくいと言われているそうです。
うまく人と共存できるといいですね。