ブロッコリーは家庭で使う野菜では、意外と人気が高い傾向にあります。
スーパーなどで購入する以外にも、家庭菜園でブロッコリーを作っている方も多いです。
このブロッコリーは、アブラナ科の為に害虫が常に付きまとう事になります。
蝶や蛾が卵を産みつけるのに、飛来する事が非常に多くなります。
ブロッコリーの特徴のつぼみの部分には、虫が入ったりしないか心配になったりします。
ブロッコリーがヨトウムシの被害に!その場合の駆除方法は?
ブロッコリーはアブラナ科の植物になります。
そのため、蝶や蛾の幼虫による食害被害をうけやすくなります。
特に気を付けなければならないのが「ヨトウムシ」です。
- ヨトウガ
- ハスモンヨトウ
- シロイチモンジヨトウ
等の幼虫を全て「ヨトウムシ」と呼んでいます。
これらは、ブロッコリーの葉の裏側に密集して卵を産みつける習性があります。
ブロッコリーにこんな症状が見えたら何らかの害虫が潜んでいることになります。
- 葉をかじられている。
- 葉に穴があいている。
- 茎葉がベトベトした状態になっている。
- カビが生えている。
- 茎をかじられて穴があいている。
- 茎に小さな穴があき虫がいる。
- 葉に光沢のある粘液がある。
これらの様な症状が出ている場合には、ヨトウムシ以外にも害虫がいる可能性があります。
ヨトウムシを駆除するには、卵の段階で見つけて駆除するのが一番被害を出さない方法です。
卵を見逃してしまった場合には、幼齢幼虫の時に直接ピンセットや割り箸などで摘まんでゴミ袋に入れていく方法が良いでしょう。
幼齢幼虫の段階では、群れて行動している事が多く一度に多くの幼虫を捕獲する事ができます。
終齢幼虫になると、食欲が旺盛なる為に食害被害が一層大きくなってきます。
この場合にも、直接ピンセットなどで摘まんでゴミ袋に入れて捨てるのが、一番効果的に駆除する事が出来ます。
駆除する事は最終手段と考えてまずは、虫がブロッコリーに近づけない方法の対策を講じる方がいいでしょう。
ブロッコリーについたヨトウムシを農薬で駆除する事ができる?
ブロッコリーにヨトウムシが付いてしまった場合には、農薬で駆除する事ができるのかが問題になってきます。
家庭菜園でブロッコリーを作っている場合には、なるべくは、農薬を使いたくはありません。
農家のように作付面積が広ければ、農薬を使用してもコストは安く済みますが、家庭菜園の場合には作付面積が非常に小さく、プランターで育てている場合もあるために、農薬を使う事は経済的とはいいきれないところがあります。
また家庭菜園用農薬を使用する場合でも、その害虫に適していない場合にはブロッコリーの苗自体を痛めてしまう可能性があるので、ヨトウムシのみを駆除するための専用に近い農薬を使用する方がいいでしょう。
また花の目の中に虫が紛れ込まない様に、農薬を散布する場合には薄くした農薬を霧吹きなどを使って中に染み込ませて行くような形で、散布するようにしましょう。
まとめ
ブロッコリーについたヨトウムシを、駆除する方法について紹介してきました。
家庭菜園として人気の高いブロッコリーですが、駆除する事はやはり最終手段として捉えておいた方がいいでしょう。
まずは、ヨトウムシがブロッコリーの苗に取り付かない対策を講じる事が大事です。
そうする事で多少中に入られたとしても、甚大な被害になる前に駆除工程を行えます。