昔は田舎に行くとどこにでもいたヤギ。
草を食べてくれる、ミルクを出してくれる、そして何より人間が大好きなヤギは飼う利点は多くあります。
ですが一方、ヤギの鳴き声に悩まされる飼い主がいるのも確かです。
ヤギの鳴き声といえば、どのような鳴き声を想像されるでしょうか?
羊に似たような鳴き声で区別が難しい…という印象があるかと思います。
テレビやインターネットで、ヤギはさながら成人男性の叫び声のようだという声も見受けられます。
ヤギの鳴き声は羊に比べると個体差があり、個性的な鳴き声のヤギが多くいます。
羊のように「メェー」と鳴くヤギもいますが、「ベェェェ」「アァァァ」「ウェェェ」など断末魔のような叫び声に似た鳴き声のヤギも多い為、ヤギの鳴き声はうるさいと言われることがあります。
ヤギの鳴き声がうるさい理由とは?
一般的にヤギは一匹になってしまうと鳴く習性を持っています。
特に今まで人間と一緒に暮らしていた人口哺乳のヤギは、人間が見えなくなると鳴き叫ぶことが多くあります。
またメスのヤギは寂しさで鳴く時以外にも、発情期の鳴き声がかなり大きく、田舎でも騒音問題へと発展することもあります。
発情期は21日周期で、2〜3日間ほど発情します。
発情期間は朝から夕方まで毎日鳴きます。
ヤギは早熟な為、まだ体が小さいうちから、早い時には生後3ヶ月位から発情期が始まります。
時には深夜まで鳴くこともあり、それが近所迷惑になってしまうこともあります。
鳴き声を気にするのであれば、去勢も考えた方が良いかもしれません。
ヤギの鳴き声の対策としては3点挙げられます。
まず1点目として、完全に部屋山羊として完全に室内で育てる。
2点目として、同じ月齢ぐらいのヤギと一緒に育てること。
ただし、メスの場合になると発情期になると鳴いてしまいます。
3点目として、猫や犬などの別の動物を一緒に飼うこと。
何れにせよ、ヤギを一匹にさせないことが、鳴き声の対策となります。
ヤギの赤ちゃんの鳴き声の大きさは?
ヤギの赤ちゃんはとても人懐っこい性格であり、さらにはとても大食いです。
もしもヤギの赤ちゃんと顔を合わせたり、近くで音を立てたり、遠くから覗いただけでもヤギの赤ちゃんの視界に入ってしまえば大きな声で鳴き出します。
ヤギの鳴き声にはいくつかのパターンがあります。
- 「メェ、メェ、メェ」と繰り返し鳴く時は、お腹が空いている時です。
- 「メェーッ!」と大きく鳴く時は、追われている時、角が引っかかった時など飼い主に対して、はっきりと何かを要求している時です。
- 「ンメェェェ…」と小さく鳴く時は甘えている時です。
- 「メェェェ!」と人間の赤ちゃんのように大きく鳴くときは、飼い主にそばにきて欲しい時です。
- 「ククククク…」「ンンン〜」と小さく鳴いたら満足している証拠です。
まとめ
ヤギは人懐っこい性格から、人間がいなくなると寂しさから鳴き続けてしまうことが分かりました。
またメスのヤギは、発情期間に鳴き声がとてもうるさくなってしまうようです。
ヤギを飼う際は、近所迷惑にならないように気を付けて飼いましょう!