ハブとマングースは昔から天敵といわれていますが、本当なのでしょうか?
どうして両者が天敵といわれるようになったのか、気になりませんか?
夜行性と昼行性の両者が、どうやって天敵といわれるようになったのでしょうか?
ハブとマングースの生態と、天敵になった由来についてご紹介します。
マングースとハブは夜行性?
実はマングースは昼行性の動物なのです。
そしてハブは夜行性ということで天敵といわれていますが、実際には鉢合わせる可能性は少ないのです。
ハブは基本的に夜行性で、石垣の隙間や茂みの中や地面の穴など、人目の当たらない場所でじっとしており、夜になり餌を探し動き出します。
餌の中でもネズミが好物なので、人の住む家の周りにも出没することがあり、被害にあうケースがあります。
一方マングースは昼行性で昼間に獲物を狙います。
雑食性なのでハブにこだわらず獲物を狙うのです。
ハブとマングースがなぜ天敵になった!?
とある教授がインドであるショーをみました。
そのショーはマングースとコブラが戦っているショーでした。
その様子をみて、マングースはコブラを退治できると考えたのが始まりです。
コブラの毒を恐れずに立ち向かうマングースの姿は、心強いものでした。
沖縄県民の期待を胸にマングースが放獣されましたが、ハブは減ることがありませんでした。
マングースの糞などを調べた結果も、ハブを食べた形跡がないことがわかりました。
その理由には、実際には昼夜逆の生活をしている為に遭遇することも少なく、雑食のマングースはコブラやハブを狙わなくても獲物がたくさんいるので在来種を狙ってしまったのです。
よってハブとマングースが天敵ということはありません。
ショーによる限られた中の出来事だったのです。
まとめ
ハブとマングースの戦うシーンを見た方や、天敵ということを聞いた方は多くいると思いますが、実際は違いました。
しかし、ハブの猛毒にも恐れずに立ち向かうマングースの姿は、天敵という伝説を作りだしたのでしょう。
実際に戦う姿は、いつまでも語り継がれそうです。