皆さんは、山登りをすることがありますか?

クマ対策をする方は多いと思いますが、山には、イノシシという動物もいます。

あまり、なじみがないためノーマークの場合が多いと思います。

イノシシは、一見動きが鈍そうに見えますが、実際は、高い身体能力を持っています。

大変危険な動物なので、ぜひイノシシについて理解して、遭遇してしまったときは、どうしたら良いのかなど知っておきましょう。

イノシシ 対策 登山

イノシシの特徴は?

日本には、ニホンイノシシとリュウキュウイノシシの2種類が生息しています。

前者は、体長はオスで110〜170cm、メスで100〜150cm、体重80〜190kg、後者は、ニホンイノシシよりも小柄です。

オス、メス共に、上顎と下顎に鋭い牙が生えていて、オスは特に牙が長いです。

ただ、この牙が、攻撃用というよりも護身用です。

また、優れた身体能力を持っていて、速いイノシシですと、時速45kmの速さで走ることができます。

イノシシは、臭覚に優れ、非常に神経質で警戒心の強い野生動物です。

普段見慣れないものを見かけると、出来るだけそれを避けようとする習性があります。

よって、イノシシの方から襲ってくることは、あまりありません。

また、イノシシは夜行性と思われがちですが、基本的に昼行性で日中に餌をとっています。

生息域は、低山帯から平地にかけての雑草がしげる森林から平原で、川や池に近い水場、人里に近い雑木林や森にも好んで住み、農作物をとったりします。

山では、登山道と獣道が交差していることがよくあり、そのため山奥に入らなくても、イノシシにばったりと会ってしまうことがあります。

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登山中イノシシに遭遇!その対策は!?

イノシシと出会ってしまった時は、クマと同じように、こちらから刺激するようなことはせず、無関心を装うことが基本です。

そうすれば襲ってくることは、おそらくないでしょう。

イノシシに襲われてしまう時は、どのような時でしょうか?

イノシシが追い詰められて逃げ場を失ったとき、子供を連れているとき、発情期の時、イノシシのねぐらに接近してしまった時などです。

イノシシは、突進による攻撃をしかけてきます。

オスの場合は、長い牙が生えているため、鼻先をしゃくりあげるようにして牙を使って攻撃を行います。

オスの牙は非常に鋭く、ちょうど成人の太ももの高さに当たるため、人間が攻撃された場合、大腿動脈を破られて、失血して亡くなるするケースがありますので要注意です。

メスの場合は、牙が短いので、牙による攻撃は少ないですが、代わりに噛み付くことがあります。

メスでも小動物の骨程度でしたら、噛み砕くことができますので危険です。

イノシシの子供は、とてもかわいいのでつい撫でたくなったり、観察したくなりますが、親も一緒にいることが多いので、絶対、近寄らないようにしましょう!

もし、イノシシが突進してきた時は、下半身の血管を突かれないように、下半身を中心にバッグなどで、防御してください。

また、イノシシは急停止し、方向転換することができますので、心得ておきましょう。

万が一、イノシシに噛まれてしまった場合は、細菌感染の恐れがあるので、すぐに下山して病院にいきましょう。

まとめ

意外にも、イノシシは強いということがわかりました。

また、スピードも兼ね備えているので注意が必要です。

山で遭遇したときは、無関心が一番なのですね!

知らないとつい大声を出してしまったり、近づいて触ろうとしてしまったりと、襲われることをしがちですが、大変恐ろしい動物だということを、しっかりと覚えておきましょう!

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