イタチ、アナグマは哺乳類でいずれもイタチ科に属します。
マングースは食肉マングース科に属します。
しかし、イタチ、アナグマはイタチ科でもそれぞれ違う動物ですし、マングースはまた違いますので、どんな点が違うのか早速調べてみましょう。
イタチ、アナグマ、マングースはどう違うの?
イタチの体つきは、ほっそりと長い体つきが特徴の動物です。
糞の悪臭はすごく、これは外敵に襲われた時に対抗するために、元々肛門近くに臭腺を持っているためです。
かわいいイメージがありますが、けっこう凶暴でペットにするのは難しいです。
自分より大きなニワトリまで食べることもあります。
アナグマもイタチ科の一種です。
これはけっこう体型がたぬきに似ていますので、イタチと違うとわかります。
非常に警戒心が強く夜行性で、小動物や昆虫、木の実などを食べる雑食性の哺乳類です。
「バジャー・バイティング」というのを知っていますか?
これはアナグマと犬を無理に戦わせるイギリスの娯楽です。
法律で現在では禁止されていますが、いまだに違法になされています。
敵から自分を守るため亡くなったふり(うすめをあけて動かずにいる)をします。
マングースは食肉マングース科に属します。
ミャンマーからインド、パキスタン、アフガニスタン、イランを原産地とします。
日本では沖縄に生息しますが、最近鹿児島で発見されてもいます。
温暖な気候で10度から40度です。
肛門付近の臭腺は、イタチと同じで糞の悪臭はひどいです。
ネズミやヘビ、ウサギを食べます。
2005年に特定外来生物に指定されて、捕獲、駆除の対象になりました。
体長は25cmから40cmで、メスの方がオスより小さいです。
マングースは昼行性で、餌は雑食です。
ハブを食べるということでしたが、実際には食べずに生態系を崩すのでこまりものです。
それと農業にも被害を及ぼし、レプトスピラという人畜共通感染症を起こすもとになります。
まとめ
イタチとアナグマはイタチ科に属します。
しかしイタチの体型が、比較的ほっそりしているのに対してアナグマはたぬきに似ています。
イタチは肉食で自分より大きいウサギや鶏を食べるのに対して、アナグマは雑食です。
敵が来たらイタチは、臭腺からガスを出すのに対してアナグマは、擬死をしてごまかします。
マングースはマングース科に属します。
ハブを食べるということで沖縄にわたってきましたが実際には食べずに、生態系を崩すので、2005年に特定外来生物に指定されました。
レプトスピラという感染症を起こすもとになっています。