アナグマと、タヌキを見分けることってできますか?
アナグマもタヌキも、里山などに生息しますが、タヌキは、人間の生活にかなり近い場所でも生息していて、目にすることも多いかもしれません。
一方、アナグマは、人の目に触れることが少ないようです。
しかし、アナグマもタヌキも夜行性であるなど、生態も似ている点が多いんです。
ここでは、アナグマとタヌキの違いについて、詳しく説明していきたいと思います。
アナグマとタヌキの違いは?
アナグマの体長は、40~70センチで、体重は、4~12キロほどです。
一方、タヌキの体長は、50~60センチで、体重は、3~5キロほどです。
体の大きさでいうと、よく似ていますね。
しかし、アナグマの耳は、タヌキに比べて小さく、鼻が大きいです。
アナグマの足の特徴は、爪がとても鋭く長いですが、タヌキの足は、イヌに似ていて、少しぽっちゃりしています。
アナグマは、目のまわりの黒模様の部分は小さく、全体的に平べったい体型なのが特徴です。
タヌキの尾は地面に届かない長さで、模様はありません。
肩の黒い模様は遠くからでも目立つのでよく分かります。
さらに、タヌキは、6月から10月ごろになると毛が短くなり、やせて見えるのも特徴の一つと言えるでしょう。
しかし、毛が短いことで、よりアナグマに似てしまうのです。
アナグマとタヌキの足跡!
アナグマとタヌキの足跡の違いについてみていきます。
これらの動物の大きな違いの一つとして、足の形があります。
アナグマは、とにかく爪が鋭く、長いのが特徴です。
足自体は、少しほっそりしています。
一方、タヌキは、まるでイヌのかわいらしい足のように、ぽっちゃりしているんです。
また、タヌキは、ジグザグに歩いていて、イヌ科の習性からか、尿のマーキングも見られるそうです。
そのため、足跡でどちらの動物かということがよく分かります。
まとめ
足跡で、見分けが簡単につくことがわかりました。
そもそも、タヌキはイヌ科で、アナグマはイタチ科なので、全く別の動物なんですよね。
見た目や生態で、似ている点が多く、間違いやすいですね。
食性もほとんど同じのようです。