鹿はクジラ偶蹄目シカ科に属する哺乳類です。
今現在日本国内にいる鹿は全てニホンジカと言われていますが、世界には一体どれぐらいの種類がいるのでしょうか?
世界の鹿の種類の一覧をご紹介します!
鹿の種類は世界でどれくらい?
鹿の種類ですが、絶滅した種類を除き約17~19属、30数種のシカが世界に生息しています。
鹿の種類を一覧にしてみました。
シカ亜科シカ族
- シカ属~ワピチ(アメリカアカシカ)、クチジロジカ、アカシカ、ニホンジカ
- アクシスジカ属~アクシスジカ、ホッグジカ
- バラシンガ属~パラシンガ、ションブルクジカ
- ダマジカ属~ダマジカ、ペルシアダマシカ
- ターミンジカ属~ターミンジカ
- シフゾウ属~シフゾウ
- ルサジカ属~サンバー、ルサジカ等
シカ亜科ホエジカ族
- ホエジカ属~インドキョン、キョン、マエガミホエジカ
- マエガミジカ属~マエガミジカ
オシロジカ亜科ヘラジカ族
- ヘラジカ属~ヘラジカ
オシロジカ亜科ノロジカ族
- ノロジカ属~ノロジカ
- キバノロ属~キバノロ
オシロジカ亜科オジロジカ族
- トナカイ属~トナカイ
- オジロジカ属~オジロジカ、ミュールジカ
- アメリカヌマジカ属~アメリカヌマジカ
- ゲマルジカ属
- マザマ属
- パンパスジカ属~パンパシジカ
- プーズー属~プーズー、オナシプーズー
これらの中では絶滅の危機に瀕している鹿もいる様です。
アメリカヌマジカはアルゼンチンやパラグアイ、ブラジルなどに生息する鹿ですが、環境の変化により数が減少し、レッドリストに登録されています。
また南アメリカ大陸のパンパスと呼ばれる草原地帯に住んでいるパンパスジカも同じく環境の変化で数が減少している種の1つです。
南米チリの固有種のプーズーは世界最小の鹿ですが、密漁などにより数が減り絶滅が危惧されています。
インド、カンボジア、タイや中国などに生息しているターミンジカも絶滅危惧種の一つで、2004年の調査の推測では、野生の個体は100体以下しかいないと言われています。
イランに生息する、ペルシアダマシカは一度絶滅したと言われていましたが、数匹が突然発見されて個体数を増やす計画を実行した為絶滅の危機を脱しました。
中国では、臆病な性格の為調査が非常に難しいといわれているマエガミホエジカや、名の通り口の周りが白いクチジロジカも環境の変化や乱獲によって絶滅の危険性が高い種です。
同じく中国に住む野生のシフゾウは1900年前後に一旦絶滅しましたが、その後イギリスでシフゾウの繁殖に成功し中国の野生に戻した所、現在は数百頭みられるようになって絶滅の危機を脱しました。
まとめ
鹿は世界に沢山の種類がいるのですね。
絶滅寸前なものや一度絶滅した後に奇跡的に復活した種もいるようです。
鹿は環境の変化によって数が減少し、種によっては絶滅が危惧されています。
私達は鹿のすみかを守る為にも一刻も早く自然環境の破壊を食い止めなければなりませんね。
自然環境を守る為にも、今ある資源を大切に使うなど出来る事からしていきたいと思いました。