鹿は山や森林の多い日本ではとても馴染み深い野生動物です。
地球上に生息する鹿の種類は約30数種類いますが、皆さんは日本に住んでいる鹿の種類をご存知でしょうか?
日本に生息する鹿の種類について調べてみましたので、是非参考にしてみて下さい。
日本の鹿の種類はどのくらい?
日本に生息する鹿の種類は一体どのぐらいなのでしょうか?
日本に生息する野生の鹿は全てニホンジカなのですが、その中でも6種類の亜種がいるようです。
1つめはエゾシカ(蝦夷鹿)です。
エゾシカは私の住んでいる北海道でもおなじみなのですが北海道全域に生息しています。
明治時代の初めに一度大雪や乱獲によって絶滅しかけた事がありましたがその後は数が増え、平成28年度の推定生息数で約45万頭のエゾシカが生息しています。
2つめは本州に住むホンシュウジカです。
有名な奈良公園の鹿は全てホンシュウジカになります。
ただ、天敵のニホンオオカミが絶滅してからというもの、ホンシュウジカの数が急増し、農作物などに被害が出て深刻な問題となっています。
狩猟などで数を減らしていますが、追いつかない状況になっていている様です。
3つめは九州、四国に生息するキュウシュウジカです。
キュウシュウジカはホンシュウジカと合わせてホンドジカと呼ばれる事もあります。
4つめは沖縄県の慶良間諸島に棲むケラマジカです。
ケラマジカはニホンジカの中で一番小さく、特技は海を泳いで島渡りをする事です。
泳ぎつかれて漁船に助けられる事もあるそうですよ。
5つめは屋久島と口永良部島のみに生息するヤクシカです。
屋久島では、島の人口とシカ、サルがほぼ同じ位いると言われているようです。
サルと共に行動する特徴を持っていますが、その理由はサルが木の上で植物を食べた時に落とした実や葉っぱなどのおこぼれをもらう為なのです。
屋久島では希少植物が多数ありますが、ヤクシカがこれらを食べてしまう事が問題になっているようですね。
最後に鹿児島県の馬毛島(まげしま)に生息しているマゲシカです。
マゲシカは、島で大規模な森林伐採や整地が行われ、個体数が減り絶滅が危惧されています。
まとめ
鹿の名前は全て生息している場所にちなんで付けられた様ですが、日本に生息する鹿の種類は6種類いるのですね。
日本では厳しい寒さに耐えながら暮らしている鹿もいれば、泳いで島を渡る鹿もいる等北から南に広く鹿が生息している事がわかりました。