アナグマは、イタチの仲間ですが、見た目は、タヌキにそっくりです。
アナグマは、世界では、ユーラシアの北部から中部にかけての広い範囲に生息していると言われています。
では、日本国内での野生のアナグマの生息地は一体どこなのでしょうか。
詳しく説明していきたいと思います。
野生のアナグマの日本の生息地は?
アナグマは、日本国内では、北海道をのぞいて、本州、四国、九州の里山に生息しています。
アナグマは森林に生息しており、名前の通り巣穴を掘って生活しています。
都市化が進んだため、最近はあまり見かけなくなってしまいました。
また、国内に生息しているのは、ニホンアナグマといいます。
森の中で、すごく長いトンネルを掘って、そこで生活しています。
先祖代々掘り続けてきた巣穴の長さは、およそ300メートルもの長さだといわれています。
長いですよね。
何頭ものアナグマが一つの巣穴を共有しています。
作られる巣穴の数は、入口が多く、作った巣穴を覚えていない場合があり、時に、アナグマの巣穴にタヌキが入っていることがあるそうです。
さらに、使わなくなった巣穴は、キツネが利用していることもあります。
アナグマは、夜行性なので、昼間は干し草などで作った寝床で眠って、夜になると活動し始めます。
また、冬眠は地域によってしないアナグマがいますが、冬のあいだは巣穴で静かに過ごすということです。
まとめ
日本国内では、広い範囲の山里で生息していることがわかりました。
また、作る巣穴の長さにも驚きますよね。
巣穴というと、犬のダックスフントがアナグマ狩りのための、猟犬だということをご存じでしょうか。
ドイツ語で、ダックスはアナグマ、フントは犬を意味しています。
胴が長くて足が短い体型は、アナグマの長い巣穴に入るためには、好都合なんです。
アナグマとダックスフントに深い関係があったんですね。
アナグマは、国内の山里で見かけることがあるかもしれません。
愛らしい顔をじっくりと見てみてくださいね。