アナグマという名前に「クマ」がついていることから、一番にクマを想像するかもしれませんが、アナグマは、タヌキにそっくりなんです。
日本国内では、北海道をのぞいて、広い範囲に分布しています。
11月下旬から4月中旬までは冬眠をしますが、地域によっては、冬眠しないこともあります。
そんなアナグマの平均寿命とは一体どれくらいなのでしょうか。
詳しく説明していきたいと思います。
アナグマの寿命は?
アナグマの平均寿命は、10~15年ほどといわれています。
アナグマは、5~6頭のグループで生活しますが、一夫多妻制で、オスがメスの行動範囲をかけ持ちをしており、通い妻ならぬ通い夫のような状態で暮らします。
ある研究によると、オスの縄張りはメスの3倍にも及ぶという研究結果もあるということです。
春から夏にかけて繁殖を行います。
その後、9~12か月の比較的長めの妊娠期間を経て、2~5月ごろに、巣の中で3~4頭の子どもを出産します。
巣は、土に穴を掘ったもので、その長さは50メートルを超えるとも言われています。
その巣の一室に木の葉などを敷いて、子どもを産み、子育てをするんです。
産まれたばかりの子どもは、目も見えておらず、1か月ほど経つとやっと目が開くそうです。
およそ2か月は穴の中で過ごし、巣の外で親と行動しながら食べ物の探し方などを学んだのち、その年の秋に独り立ちをします。
親のそばにいるのは、1~2年ほどだということです。
まとめ
アナグマの寿命は、イヌなどの寿命に近いということがわかりました。
そんなアナグマは、雑食性なので、小動物から植物まで何でも食べることができます。
なかでも、ミミズは大好物だということで、一晩でミミズを数百匹くらい食べるとも言われています。
目はあまりよくないので、人間の前には、あまり姿を見せずに、夜になると、ゴソゴソと動き回ります。
目や耳がとても小さく、それらの器官よりも鼻が特に発達しているため、睡眠中に大きなイビキをかくことも、特徴の一つと言えそうです。