南アフリカに住んでいる猿で、青いふぐりを持つ猿、サバンナモンキーについては諸説あります。
ふぐりとは、睾丸のことを言います。
この部分が、青いのがサバンナモンキーのオスです。
写真を見るとものすごく鮮やかな青いふぐりが印象的です。
複数の大人のオス猿を含んだ集団を作って生活している彼らが、なぜここまで注目されたのかを少しお話してみましょう。
青いふぐりの猿が有名になったのは?
これは、テレビドラマで青いふぐりの猿を探すバイトをするという、ストーリーから一部のファンから火がついたものです。
サバンナモンキーは別名、ミドリザルともいいます。
この青いふぐりの色の意味するところは、孔雀と同じ要領で、目立つことでメスに自分の存在をアピールするためなのですが、なぜふぐりが青いのかは諸説あります。
本当に色を変えるのであれば、ふぐりではなくても、他の場所が青いのであればわかるのですが、なぜなのかはまだわかりません。
しかし、青いふぐりの猿であることで、広くアフリカで勢力を伸ばしているために、これで子孫を繁栄しているのがわかります。
また、青いふぐりは、サバンナモンキーの強さを誇示するための青さでもあります。
この戦いに敗れたオスは、群れからいなくなるのは他の猿と一緒です。
実は一夫多妻なもの!?
青いふぐりを持つ猿、サバンナモンキーは一夫多妻制で、メスの妊娠期間はおよそ165日ほどです。
雨季の始まる頃に大体1産1子を出産します。
その子供は半年で離乳して、4~5年で性成熟します。
オスが青いふぐりを持つのがこのあたりです。
また、メスは群れにこのまま残りますが、オスは群れを離れることが決まっています。
なぜ、この猿は青いふぐりが目立つのかというと、体の内側の白い毛が白っぽいためです。
白っぽい毛があるために、陰嚢の青い色が目立ってきてしまいます。
成長すると、青いふぐりを持つ若いオスは攻撃的で、いじめる傾向にあるそうです。
これは、次の繁殖のための争いなのかもしれませんね。
まとめ
ドラマを思い出しがちな青いふぐりを持つ猿、サバンナモンキーのこの特徴的な、青いふぐりを誇示して強さを示すとともに、沢山のメスと一緒に繁殖するという目的を果たしているのです。
美しいビロードの美しい毛並みから、ベルベットモンキーともいわれるこの種類は、動物実験にも貢献しているようで、エボラウイルスや、マールブルウイルスなどのウイルス感染症についての研究に使われています。
単純に青いふぐりを持っているサバンナモンキーは、目立つ面だけではなくて、しっかりと人間のために貢献してくれています。
ドラマで注目されだしたのが、この青いふぐりを持つ猿ですので、大事にしていきましょう。