サルの絵を書いてみると、尻尾が長い種類が多いです。
これはなぜかというと、尻尾の長いサルは、高い緯度にすむものが多いからです。
しかし、ニホンザルは尻尾がほぼないです。
これはなぜかというと、進化の過程において、ニホンザルの方の尻尾が短くなったということがあります。
さて、どうしてオナガザルの尻尾が長いのでしょうか。
ここで簡単にオナガザルの解説をしていきます。
尻尾の長いサルが定番です!
尻尾の長いサルの特徴であるオナガザルの特徴は、サルに近い動物です。
一番わかりやすいオナガザルは、ワオキツネザルと言われるものです。
これは高緯度にすむ動物で、体の1.5倍以上の長さがあり、ジャンプして移動するのが特徴です。
足が長いのも魅力的です。
尾が長い理由というのは、気候にも由来しているものです。
緯度の低い場所だと尾が退化してしまい、気づいたらなくなっていたというのが定説です。
ニホンザルはオナガザルの仲間ですが、尻尾が長いものがいません。
ほとんどが退化したものと思っていた方がいいです。
尻尾が長いのは昔から?
日本で暮らすサルはニホンザルのみですが、このサルの尻尾が長い種類が多いのは、昔からサルには尻尾があるという伝説などがそうさせているイメージがあります。
昔ながらの歌や、物語などでも尻尾の長いサルが描かれています。
試しにアイアイと呼ばれるサルを画像でみると、確かに尻尾が長いですが、これは今までのサルのイメージとは違う感じがしています。
見た感じが怖い感じがしますが、アイアイも立派な尻尾の長いオナガザルの仲間ですので、気にしないことです。
この種類も高緯度にすむ動物ですので、尻尾が長いのが当たり前なのです。
年賀状で描かれるサルも、尻尾が長い種類があったり短い種類があったりするので、案外見てみると納得できます。
ニホンザルの尻尾が退化して短いのも、気候のせいでもあることがわかります。
まとめ
日本には年賀状を送る習慣がありますが、その時の干支にサルが使われる年があります。
この時には、ニホンザルの他には尻尾の長い種類のオナガザルの仲間がいたりすることがあったりします。
それぞれの違いを理解して年賀状を見ると、楽しいものです。
そして、昔からのおとぎ話にも尻尾の長いサルが活躍する物語がありますが、これは、人間がサルに持っているイメージからおこさせたものです。
決して尻尾の長いサルばかりが、サルではないということを覚えておくといいです。
このためには、いろいろな事典を見たりして調べてみると楽しいです。