たまにテレビのニュースで、肌が白い猿を見かけることが多いです。
特にニホンザルが一番多く、肌が白い猿の種類の一部とされています。
縁起物として見ることもありますが、肌が白い猿はニホンザルで、肌が黒い猿はゴリラとされています。
これは生息域によって肌が違うことがわかっています。
では、このことについて少し説明してみたいと思います。
白い猿の種類について!
最初にニホンザルに白い猿が多いと触れてみました。
これは、ニホンザルに一番多いものであり、普段は茶色いものもメラミン色素が足りないと、白に変わるものがあります。
突然変異によるアルビノではないかと調査されましたが、それも違うようです。
北の方で暮らす猿は、地肌が白くて透き通っていますが、毛の色が淡いグレーに真っ赤な顔が特徴です。
春夏は繁殖期のために、メスの猿のお尻が赤くなり、出産の季節を迎えるのです。
この時に、白い猿が生まれる遺伝子を持つと、白い猿が生まれるということがおきます。
チンパンジーも生まれたときには白い肌をもって生まれますが、成長とともに黒くなっていくものです。
どの猿にしても、北の方にいくにつれて、白い猿が発生する種類が出てきます。
ニホンザルは年をとると白くなるか?
これは飼育されているニホンザルに多いのですが、赤ちゃん猿が白い猿だということがよくあります。
他の赤ちゃん猿が、茶色いのに白い猿だと天敵に狙われやすいものです。
野生の白い猿の場合、ニホンザルの種類は観察して天敵に狙われないようにしています。
さらに、人間と同じく、ニホンザルの種類は年をとるとメラニン色素が足りなくなるために、白色化することが多いのです。
これは、猿山に暮らす猿の種類にも同じことがいえます。
人間も年をとると白髪が生えるように、ニホンザルも白っぽくなってくるものです。
そして、反対に白っぽい色の赤ちゃん猿は、成長とともに体の色が戻ってくることが多いので安心できます。
まとめ
人間の祖先である猿の種類は、遺伝子の情報により白かったり黒かったりすることがあります。
たまたま生まれたら、白かったという猿が多いのは単純に、アルビナと呼ばれる突然変異ではなく、メラミン色素が足りないことで白くなるだけです。
そして、成長とともに、白い猿は少し色がついてくるというデータがあります。
しかし、まだ白い猿の種類については、メカニズムが解明されていません。
もし白い猿の種類を見つけたら、なぜその種類が生まれたかをわかるように研究中であると覚えるといいです。