全世界で1000近い種類が確認されているというコウモリ。
これから新種が発見される可能性も考えれば、その多様性にはびっくりするばかり。
そのうち沖縄に生息しているコウモリが巨大と話題!?
一体どんなコウモリなんでしょうか。
沖縄に生息するコウモリの種類は?
日本に生息するコウモリは30種類ほどと言われています。
身体の大きさでオオコウモリ類とコガタコウモリ類にわけられますが、沖縄に生息するコウモリはオオコウモリ類に属します。
沖縄で見られるオオコウモリは亜種であるクビワオオコウモリ、オリイオオコウモリなどです。
他にも、主に小笠原諸島に生息すると言われるオガサワラオオコウモリが見られるとのこと。
クビワオオコウモリは鹿児島から沖縄にかけて生息が確認されています。
熱帯に生息するコウモリは沖縄にいることが多く確認されています。
環境が適しているのでしょうね。
かつてはこの他にオキナワオオコウモリという固有種が確認されていましたが、現在はその姿を視認されておらず、絶滅が囁かれています。
沖縄のコウモリが超巨大!?
元々オオコウモリ類が熱帯に生息しているパターンが多く、そのせいか、沖縄に生息しているコウモリは巨大であることが多いです。
たとえば先ほど紹介したオリイオオコウモリ。
両腕を広げたときの大きさはなんと傘を広げたくらいのサイズ!
翼を広げると90センチほどの大きさです。
オオコウモリ類は熱帯に生息する種類が多いため、沖縄にいるコウモリはその大半がオオコウモリ類になります。
当然体長が大きいものばかりになるため、沖縄のコウモリは大きなものが多い、と言われるわけです。
沖縄のコウモリ、実際の大きさは
では、沖縄に生息するコウモリの大きさを数値で見てみましょう。
まず、多くの亜種が沖縄以南で確認されているクビワオオコウモリ。
こちらは体長が20~25センチ、重さは0.3~0.5キロほど。
亜種であるオリイオオコウモリ、ダイトウオオコウモリなどはもう一回りほど小柄で、12~14センチです。
30センチ定規よりも小さな身体、というと今一つ大きさにピンとこないかもしれませんが、日本でメジャーなコウモリであるアブラコウモリの体長は5センチほど。
手乗りサイズであるアブラコウモリと比較するとわかるでしょうか。
それが沖縄のフルーツの木などにぶら下がっていると考えると、その巨大さに驚いてしまいますね。
まとめ
コウモリには様々な亜種がいます。
沖縄から南を中心に見ていくだけで指折りできるだけの種類のコウモリが!
しかもその大半がオオコウモリですから、日本本土で見かけるアブラコウモリをイメージするとその巨大さに驚くことでしょう。
生息する環境によって大きく見た目も変わってくるコウモリ。
その多様性に舌を巻いてしまいます。