ワニと一言で言っても、世界にはさまざまな種類のワニが居ます。

今回紹介するのは、ヨウスコウワニです。

中国に生息するワニなのですが、どのようなワニなのでしょうか。

特徴などについて紹介していきます。

ワニ 中国 生息

中国に生息するヨウスコウワニについて!

ヨウスコウワニは、ワニ目アリゲーター科に分類される小型のワニです。

では詳しく見ていきましょう!

  • 大きさ

全長1.5mほど、体重は35㎏程度

  • 分布

ヨウスコウワニは中国の固有種です。

安徽省や江蘇省、江西省、浙江省に分布しています。

  • 生息地

淡水生のワニであり低地の湖沼、河川、池、湿地帯に生息しています。

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  • 特徴

脊鱗板中央の2列が他に比べて高いです。

四肢の爪は短く前肢に水かきがなく、後肢に水かきがついていますが発達はしていません。

体の色は黒褐色、灰褐色でお腹は淡い褐色となっています。

子供の頃は黄褐色に黒い不規則な斑がありますが、成長するにつれ不明瞭になります。

  • 性格

ワニといえば獰猛なイメージが強いですが、ヨウスコウワニは大人しい性格で人を襲うといったことも比較的ありません。

  • 食性

貝類や魚類を食べることが多く、水鳥や小型の哺乳類を食べることも。

カメも食べることがある。

子供の頃は無脊椎動物や水生昆虫を食べています。

  • 繁殖

繁殖期は6月、産卵は7月頃。

一度に10~40個程の卵を産む。

メスが自分の巣の近くに卵巣用の巣をつくります。

巣は泥や植物を使って作られ、塚状の巣となります。

ヨウスコウワニは一夫多妻制です。

生まれてくる子の性別は孵卵中の卵の温度により決定されます。

温度が低ければ雌が、温度が高ければ雄が発生することが多いと言われているんだとか。

  • 寿命

野生に生息しているヨウスコウワニの寿命は50年で、飼育されている場合は70年の寿命であると言われています。

まとめ

中国に生息する固有種のヨウスコウワニについて紹介していきました。

  • 全長1.5m体重35㎏と他のワニと比べ小さい
  • 淡水生で湖沼や河川、池に生息する
  • 大人しい性格で人を襲うことはないという
  • 貝類や魚類、水鳥や小型の哺乳類を食べる
  • 一度に10~40の卵を産み卵を温めるときの温度で性別が異なる
  • 平均寿命は20~40年であると考えられている

ヨウスコウワニについて、知ることができたのではないでしょうか。

現在ヨウスコウワニは、国際自然保護連合のレッドリストに指定されています。

絶滅の危機にあるため、絶滅しないよう環境を守っていくことが大切となります。

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