タヌキにもクマのようにも見える、とても愛らしい顔をしているアナグマ。

ガニ股で歩く姿は、まるでクマにそっくりです。

アナグマは、主に、ヨーロッパからアジアにかけての寒帯から温帯域に広く分布します。

国内では、北海道をのぞいて、本州や四国、九州など広い範囲に分布しています。

では、アナグマとは一体どんな動物なのでしょうか。

生態について詳しく説明していきたいと思います。

アナグマ 生態

アナグマの生態は?

アナグマの体長は、40~50センチほどです。

体重は、4~12キロくらいなので、猫くらいの大きさですね。

尾は短く、足も太くて短いです。

足にはそれぞれに5本の指があるが、前足の爪はとても長くなっています。

毛の色は、背の側が、灰褐色や褐色などで、腹部と足は、黒っぽくなっています。

口先から目や耳にかけては、黒いしま模様があり、その間の色は、白っぽくなっています。

見た目は、タヌキに似ていますが、タヌキはイヌ科に属していて、全く違う生き物なのです。

アナグマは、カワウソなどと同じイタチ科に属しています。

ハナグマにも似ていますが、ハナグマは、アライグマ科に属しています。

スポンサードリンク

山地から平野部の森林地帯、雑木林、草原などに生息しており、分布域が広いので、様々な環境に対応できるといわれています。

夜行性の動物なので、昼間は巣穴に潜んでいることが多いようです。

寿命は、10~15年ほどです。

3月から4月ごろにカップルが誕生し、次の年の3月から4月にかけて子どもが生まれます。

一度に1~3頭を産み、親離れするまで1~2年程度かかるそうです。

まとめ

アナグマの食べ物としては、ミミズや昆虫類などを食べますが、カエルやトカゲ、ヘビなどのほか、モグラやうさぎなどの小動物など、何でも食べることができます。

また、雑食性なので、果実なども食べ、果物が豊富にある時期などに、トウモロコシやライ麦畑などを荒らすこともあります。

寒い地方に生息するアナグマは、クマのように冬に穴ごもりをし、大きな雄だと秋ごろには、30~35キロくらいにもなるということです。

スポンサードリンク