アナグマは、見た目がかわいらしい一方で、農作物への被害が増えているという問題があります。
アナグマの活動は主に夜中に行われます。
雑食である上、食欲は旺盛なので様々なものが好物になってしまいます。
そのため、人間の生活に入ってきてしまい、被害も出てきてしまうのです。
では、アナグマの駆除方法などについて、詳しく説明していきたいと思います。
アナグマを駆除する方法は?
アナグマを駆除する場合、撃退するのが一番適しているかもしれません。
撃退法としては、被害にあっている畑などを柵で囲うなどがあります。
電気柵を用いると効果があります。
軽い電気ショックで驚かして柵内に入らないようにするもので、人体に影響はない程度の電流なので安心です。
音や光を出す装置をつかって驚かし、寄せ付けないようにする撃退法もあります。
周囲に害獣を呼び寄せることがないように、餌になるようなものを放置しないことや、糞尿を放置せず、清潔に保つことは、どの害獣駆除においても基本的な対策です。
罠を使って捕獲する場合、農作物に被害を及ぼすアナグマもまた害獣駆除でよく名前があがる動物ですが、鳥獣保護の対象になっている動物は、個人で判断することができないので注意してください。
アナグマの駆除は法律違反にならない?
アナグマを「箱ワナ」で捕獲する場合は、狩猟免許や自治体への許可申請が必要です。
日本にいる鳥や動物は「鳥獣保護法」という法律で守られているので、勝手に捕まえることができません。
箱ワナの場合、アナグマは夜行性なので、昼間に捕まえることは困難です。
そのため、事前に箱ワナを仕掛けておいて、夜歩いている時に捕獲できるようにします。
どこがアナグマの通り道かわからなければ被害にあった場所に置くようにします。
箱ワナに入れるものとしては、アナグマの好物であるバター、トウモロコシ、スイカなどがおすすめです。
自治体ではアナグマを有害鳥獣に指定している場合があるので、近くの自治体に問い合わせてみましょう。
まとめ
アナグマは、ミミズやカエルなどのほか、モグラやウサギを捕まえて、食べることもあるようです。
果物や木の実はもちろんのこと、雑食で何でも食べるため、農作物の被害へとつながります。
中でもトウモロコシ、カキ、クリ、スイカなどに被害が多いようです。
駆除を考える場合、まずは、近くの自治体に問い合わせて、対処するようにしましょう。