野生動物による森林被害が多く見られるようになりました。
その中でも鹿による被害は約8割となっています。
このような被害を防ぐためには鹿を捕獲し、駆除する事も必要になってくるようです。
ここでは、鹿の基本的な捕獲方法について紹介していきます。
鹿の捕獲方法
鹿による森林被害によって木が育たなくなり、土砂崩れなどをおこし人間の生活にも影響が出ることがあります。
その他にも、冬に雪が少ないと鹿の行動範囲が広がり、冬はエサが少ないことから人間が作った野菜や果物などを食べることで被害が拡大しているようです。
このような事を防ぐための対策として、森林の場合には木に食害防止にチューブ、テープや針金などを木の根元から鹿が届くくらいの高さまで巻きます。
農作物の場合には、フェンス・木材の囲い・ネット・光や音で威嚇・鹿が嫌う匂いなどを周りに撒きます。
このような事をしても被害が増える場合には鹿を捕獲・駆除しなければなりません。
鹿の捕獲する場合には、狩猟免許が必要な場合があり、狩猟期間内に罠を設置し捕獲する事ができます。
罠の種類には、箱罠や囲い罠・くくり罠などがあります。
箱罠は、ワイヤーメッシュの籠のようなもので、エサでしかをおびき寄せ、エサを食べると扉が閉まる仕掛けになったものです。
市販されているものもあれば自分で作る事もできるようです。
鹿が入るくらいの物が必要なため、かなり大きなものになり設置が大変のようです。
囲い罠は、設置の費用がかかりますが面積が広いぶん、1 回にたくさんの鹿を捕獲できます。
くくりワナには、松葉ばね式や引きばね式などいろいろなタイプがあります。
踏み板がありそこを踏むことで足にワイヤーが閉まることで鹿を捕獲する事ができます。
足の上の方で閉まることで、鹿が逃げてしまうのを防ぐ事ができます。
鹿を捕獲する場合には、多く出没する場所やよく通る場所、足跡や糞がたくさん落ちている場所を確認したうえでわなを仕掛けることで確実に鹿を捕獲する事ができます。
まとめ
鹿を捕獲する場合には、箱罠・囲い罠・くくり罠などを使います。
足跡や糞がある場所を確認し、どのような場所や時間帯に出現するのか・どこに設置すると捕獲できるのかを良く判断し設置する事が大切になってきます。