一般的には動物園へ行くと見ることの出来るタヌキですが、地域によっては家などに迷い込んで来ることもあるようです。
見た目によらず、攻撃的であったりすることもあります。
どこかでタヌキを見かけたら、捕獲しても良いものなのか?
詳しく調べてみましょう。
タヌキを捕獲して飼育は出来るの?
タヌキを飼育するにあたり、必要な許可証というのは特には存在しません。
しかし、許可が不要なので勝手に飼育して良いのかと言えば、そうではなく違法になります。
タヌキは法律上、野生鳥獣に該当し、「鳥獣保護法」により「狩猟が認められている動物」であることが決まっています。
そのため、狩猟期間中に怪我や病気のタヌキを保護した場合にのみ、一時的に飼育出来ることはあります。
この場合には「生涯飼養許可」を申請して、飼育することが可能です。
怪我も、病気もしていないタヌキを捕獲したとしても、すぐに放獣するか命を奪わなければなりません。
見つけても安易に触ろうとしたり、連れ帰ってはいけません。
捕獲しようとするならば、法律にのっとり行動しましょう。
まずは、捕獲しようとするその土地の所有者の許可が必要です。
秋から冬にかけての狩猟期間中であること、狩猟地域に該当していること、特別な薬や道具を使用しないこと。
これらを守り、捕獲が出来ますが、ほとんど素手でタヌキを傷つけないようにしなければならないので、かなり困難です。
ネットなどで販売されている、捕獲ケースというものを使用するならば、狩猟免許などが必要になります。
タヌキの駆除方法は?
上記の捕獲ケースというものは一般的には使用出来ず、もちろん素手で捕まえようなんてまず出来ません。
タヌキはとても憶病で警戒心の強い動物なので、その反面凶暴になることがあります。
イヌ科の動物とはいえ、犬のように声をかけたりエサで釣るようなことも現実的ではありません。
どこかから迷い込み、どうしても被害にあって困っている、という場合などではデジタル機器の使用が有効です。
タヌキには青色のストロボライトが有効であったり、近づくと放水するもの、オオカミの鳴き声を出し遠ざける、というものまであります。
捕らえてどうこう、というよりは近寄らないように考え、それでも問題がある場合には専門の業者に依頼しましょう。
まとめ
保護しようとしても、逆に怪我をしたりする恐れがありますので、まずは様子を見てください。
どう対処することが一番有効か考え、設置してみましょう。
飼育は禁止されており、興味本位で触ってみようということも危険なので注意してくださいね。