イノシシの数が年々増加しているということを知っていますか?
今回は今イノシシが日本にどのくらいの数生息しているのか、なぜイノシシの数が年々増えて行っているのかということについて調べていき、そしてまとめていきます。
イノシシは日本にどのくらいの数生息しているの?
日本に生息しているイノシシの数ですが、イノシシは全国的に分布しているため現時点でどのくらいの数が生息しているのかという詳しいことは分かりません。
2017年に発表されたある調査によりますと、イノシシの推定個体数は中央値約98万であると発表されました。
中央値でこれだけの数のイノシシが日本に居るということになります。
日本にはイノシシを狩ることができる猟師が居るのですが、その数なんと185,000人。
気付きましたか?
イノシシを狩る猟師の数が圧倒的に足りません。
この後なぜイノシシが増えてきたのかという理由について紹介していきますが、この猟師の数より圧倒的にイノシシの数が多いというのもイノシシが増えた理由ではないかと考えられてます。
イノシシが増加した理由について
ではイノシシが日本に増加した理由についてみていきましょう。
地球温暖化
イノシシは冬眠しない生き物であるため、暖かい地域にしか生息しません。
そのためもともと生息域はそこまで多くありませんでした。
しかし近年の地球温暖化の影響でイノシシの生息地がどんどん北上していき生息域が増えてきています。
生息域が増えたことにより、イノシシの生息数も増えてしまったのでしょう。
天敵がいない
イノシシの天敵は人間ですが、昔はオオカミという天敵もいました。
オオカミはイノシシを狩りそして食べていたんです。
オオカミが居た頃はイノシシの数もバランスが良かったのですが、オオカミは絶滅。
それによって天敵が人間だけになったイノシシの生息数は増えて行ったのです。
繁殖能力が高い
イノシシは繁殖能力が高いです。
一度に2頭~8頭ほど産みます。
繁殖能力が高く一度に生まれる数も多い、そのため数は増加していったのでしょう。
このような理由から日本にイノシシは増加したのであろうと言われています。
まとめ
イノシシの生息数が増加している理由について紹介していきました。
- 地球温暖化により暖かい場所が増え、冬でも生息することができる場所が増えた
- オオカミという天敵がいない
- 猟師もイノシシの天敵だが、イノシシの数と比べて少なすぎて狩れない
- 繁殖能力が高く一度に何頭も生む
いかがでしたか?
このような理由からイノシシの生息数は増えていっています。
イノシシが増えると山に餌がなくなり、イノシシが街に降りてくる可能性が考えられます。
イノシシが増え過ぎてしまうことで生態系のバランスも悪くなってしまうので、猟師の方にはイノシシ狩りを頑張ってもらいたいです。