日本に生息するイノシシは2種類で、1種類は本州、四国、九州と広く分布している二ホンイノシシ。
そしてもう1種類は奄美大島から南のエリア沖縄に分布するリュウキュウイノシシです。
今回はイノシシの生息域について紹介していきます。
暖かい地域にしか住まないと言われているイノシシが日本で生息することができる北限はどこまでなのでしょうか。
イノシシの日本で生息できる北限は年々広がっている!?
イノシシは、暖かい気候の土地でしか生息することができないと言われています。
そのため、日本で最も北にある北海道ではイノシシの姿は見られません。
なぜイノシシは暖かい気候の土地でしか生息することができないのか、それにはきちんとした理由があります。
多くの動物たちは冬になると冬眠を行います。
しかしイノシシは冬になっても冬眠を行いません。
冬眠を行わないため寒い地域には生息することができないので、二ホンイノシシは本州、四国、九州といった地域に生息しているのです。
本州と一言で言っても本州は広いです。
北の方へ行くと本州でも寒くなっているため、イノシシは生息することができなくなります。
では、日本でイノシシが生息することができる北限はどこまでなのか。
イノシシが生息することができる北限は太平洋側、そして日本海側とでは異なります。
太平洋側では宮城県まで生息することができるそうです。
そして日本海側では新潟県までは生息することができるそうです。
思っていたよりも、上の北限まで生息しているんだなと思いませんか!?
実はイノシシの生息することができる北限は昔と比べ生息域が広がっているようです。
その背景にあるのは温暖化となっています。
温暖化が進むにつれイノシシの生息できる北限は広がっていることでしょう。
まとめ
イノシシが生息することができる日本の北限について紹介していきました。
- イノシシは冬眠しないため寒い地域には生息できない
- 太平洋側は秋田県まで日本海側は新潟県まで生息可能
- 温暖化の影響で生息域は今後どんどん広がっていく模様
いかがでしたか?
生息域が広がることで生態系のバランスも崩れてしまいます。
温暖化の影響で生き物たちの生息域も変わっていくんだ、ということを知っておく必要が私たちにはあるといえるでしょう。