みなさんは鹿にたいして、どのようなイメージを持っているでしょうか。

目がクリクリしていて可愛らしい動物だと思う方は多いと思います。

しかし、今この鹿が及ぼしている問題で被害を受けている人や場所があるのです。

鹿から直接攻撃を受けているわけではなく、鹿が作物や森林を食べ過ぎてしまっていることが問題となり、農林業のみなさんの頭を悩ませています。

では、鹿による食害はなぜ起きているのでしょうか。

そして、防止できる方法はあるのか考えていきましょう。

鹿 食害 防止 対策

鹿による食害の原因は何?

食害が起こる原因として挙げられるのが、鹿の個体数の増加です。

私たちの住んでいる日本は、経済成長もあり、かなり発展してきました。

高層ビルなど新しい建物も増え、緑が失われてきたように感じられますが、それに反して鹿の数はどんどん増えているのです。

いろいろな原因がありますが、最も大きいのは天敵であったオオカミの絶滅でしょう。

天敵がいなければ、もちろん生存率も上がりますし、繁殖率も上がります。

生態系が崩れたことで鹿の個体数が増え、食害の被害も目立つようになってきたと言えるでしょう。

スポンサードリンク

鹿の食害を防止するには?

鹿による作物や森林の食害を防ぐのに、よく使われている方法が鹿避けネットや柵の設置です。

鹿の侵入さえ防げれば食べられる心配がないので、この方法を用いることが多く見られています。

範囲が広ければ広いほど費用も掛かってしまいますが、食害で受ける被害を考えたら、ネットや柵を設置しておけば一年中安心できるので、やっておいた方が良い方法です。

鹿の食害対策とは?

鹿の食害で受けた被害額はとても多く、日本政府も対策に追われています。

このままでは農林業に影響を与え、鹿が増え続ければもっと被害も大きくなるだろうと予測されています。

そこで「ジビエの普及」をプッシュするようになったのです。

ジビエという言葉を聞くようになったのも、鹿の増加があったからなのかも知れませんね。

ジビエとは、狩った野生動物を食肉として加工や調理することを言い、ジビエ料理が話題になったりもしました。

オオカミという天敵がいなくなった代わりを、私たち人間が行わなければならない事態になっているようです。

まとめ

鹿が引き起こしている食害の被害は、鹿の数が増えすぎていることにありました。

天敵がいなくなった事で、鹿からすれば順調に生きてこられたのですが、私たち人間の生活に影響を与える問題となってしまいました。

柵やネットで鹿の侵入を防ぐ方法で食害の被害は抑えられますが、原因である個体数の増加を解決する方法ではありません。

ジビエの普及で、鹿を減らしていく対策が今は一番相応しいと考えられます。

生態系が崩れることの大変さを、私たちもしっかり知っておかなければなりません。

スポンサードリンク