私たち人間と、羊とのかかわりはとても古いものです。

人類が羊を家畜として飼育するようになったのが、約10000年前と言われていますから、最初に家畜化した動物といっても過言ではないでしょう。

そして羊は「捨てるところがない」と言われているほど、貢献度の高い動物です。

食用の肉としてはもちろんのこと、皮は毛皮として防寒具として役立ったり、毛は羊毛として衣類の素材になるほか、脳や内臓までもが理の原材料として役立ってくれるのです。

このように様々な面で人間に貢献してくれる羊ですが、今「ヘルシー」だとして注目されているのが、食用肉としての羊です。

それはなぜなのでしょうか。

調べてみました。

 羊 脂 消化 九州

羊の脂は消化によい!?

羊の肉は、まずたんぱく質や鉄分が豊富です

その他にもビタミンB2をはじめとして、ビタミンA、ビタミンB1が多く含まれています。

さらに、必須アミノ酸が人間に理想的な比率で含まれています。

こうした点では豚肉と似ていますが、羊肉はなによりも脂肪が少なく、消化によいのが特徴です。

また体を温める効果があると言われていて、中国北部やモンゴルなどの地域で好んで食べられています。

こうした特徴から、冷え性や生理不順や貧血といった女性特有の悩みにも、うってつけの肉といえるでしょう。

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羊の脂は吸収されにくい!

さらにうれしいことに、羊の脂は人間の体に入っても吸収されにくいという特徴があります。

これは、羊の脂肪の融点(熱でとけて液体化する温度)が44℃で、他の牛や豚と比べると高いことが理由です。

そのため、羊肉は食べても脂を吸収しないのでカロリーが上がらず、なおかつ必要な栄養は豊富に含まれていて吸収されるという、理想的な肉として注目されているのです。

まとめ

いかがでしょうか。

必要なものが含まれていて、不要なものは吸収されにくい。

まさにダイエット向きのお肉なのが羊肉でした。

また、女性特有の悩みにも効くと知れば、是非食べてみたい思うのも当然ですね。

幸い、以前は「羊肉は独特のにおいがある」と言われていましたが、最近ではそのようなことはあまりないのだとか。

早速定番メニューに取り入れてみるのもいいかもしれませんね。

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