例えば、冬のマフラーやセーターを購入するとき、カシミヤの商品とウールの商品を比べてどれを購入しようか考えたことはありませんか?
肌触りの違いなどは感じますが、価格も全然違います。
実際「ウール」と「カシミヤ」はどのような違いがあるのでしょうか?
「カシミヤ」(山羊の毛)と羊の毛「カシミヤ」の違いは何?
「ウール」と「カシミヤ」はどちらも動物の繊維だが、毛をとる動物に違いがあるため、暖かさ・軽さといった繊維の質・製品の値段に違いがあります。
「ウール」は、羊・アルパカ・アンゴラ・ラクダの毛をさしますが、一般的には羊毛やその毛織物を指します。
「カシミヤ」は、カミール地方にいる山羊の毛をいいます。
ウールに使う羊に比べ、カシミヤの頭数は12分の1程度です。
カシミヤはカシミヤ山羊の一部の産毛で、1頭から150~250グラムしかとることができません。
そのため、カシミヤはウールよりも生産量が少なく、貴重価値があり最高級品といわれます。
ウールもカシミヤも、保温性・保湿性・伸縮性に優れた繊維ですが、カシミヤはウールよりも繊維が細かく、編んだ時に風を通しにくくなっているため、ウールに比べてカシミヤのほうが暖かいです。
また、ウールよりもカシミヤのほうが軽く、上品な光沢があり、肌触りもいいです。
まとめ
「ウール」は羊の毛です。
毛玉ができにくく、毛玉ができたとしても毛玉ごととっても大丈夫なくらい扱いが楽な素材です。
水に濡れるのも少しくらいなら大丈夫です。
厚みも重みもありますので、強度もあり暖かく丈夫です。
光沢はあまりありませんし、肌触りはすこしチクチクします。
「カシミヤ」は、地方にいる山羊の毛です。
生産量が少なく、1頭あたりからとれる毛の量がとても少ないため、貴重で、値段も高くなっています。
カシミヤの特徴は、ウールに比べて1本1本の毛の繊維が細く長いので空気を含みやすくできています。
光沢があり肌触りもよく、軽くて柔らかく保湿性が高いのが特徴です。
1本1本繊維が細いので強度は弱く、すりきれたり破れやすくなっています。
また、しみにもなりやすいデリケートな素材です。
肌触りや値段等を考慮して、選んでください。