お弁当には定番のソーセージ。
子どもたちはもちろん、大人でも好きな人は多いでしょう。
お店で買うお弁当にも、必ずといっていいほど入っていますね。
その大人も子どもも大好きなソーセージの歴史は、実はとても長く、古い記録では3000年前のギリシャ時代のものが残っているのだそうです。
そんなに昔からある食べ物だなんて、驚きです。
私たちが何気無く食べているソーセージは、連綿と受け継がれてきた食べ物の一つなんですね。
さて、そのソーセージ。
別名では「腸詰め」とも呼ばれます。
これは、ソーセージの長い歴史の中で、動物の腸が使用されてきたことに由来します。
ソーセージにはなぜ羊の腸を使うの?
腸詰めには、豚や牛、羊などの腸を使います。
これらの動物のうち何の腸を使うかによって、ソーセージの種類が分かれます。
- フランクフルト・ソーセージ
豚の腸を使ったものがフランクフルト・ソーセージ。
直径が、大体20mmから36mmくらいのものです。
- ボロニア・ソーセージ
牛の腸を使ったものは、ボロニア・ソーセージ。
直径は、大体36mm以上の太いものです。
- ウィンナー・ソーセージ
羊の腸を使ったものは、ウィンナー・ソーセージ。
直径が20mm以下の細めのソーセージです。
これらのソーセージのうち、私たちにもっともなじみ深く、お弁当にもよく見られるのはウィンナー・ソーセージ、羊の腸を使ったものですね。
牛の腸は厚みがありすぎるので、歯ごたえや噛み切りやすいことを考えると、腸に厚みがなく薄い豚や羊が主流となるようです。
そしてなにより、「羊腸」という「細い」と「くねくねと長い」という意味の言葉が存在するくらい、羊の腸がとても長いことも、よく使われる理由の一つでしょう。
なんと、1頭の羊で20mから30m以上の長さがあるというのですから驚きです。
そういう効率といった面でも、羊の腸はソーセージとして使うには適していたといえますね。
まとめ
普段何気なくたべているソーセージには、長い歴史がありました。
そして、ソーセージにも色々な種類があって、それは使われている動物の腸によって分かれていました。
さらに、その動物が使われることにもちゃんと理由があるんですね。
家畜動物と人間のかかわりの長さと深さは、食べ物にも象徴されている。
今度お弁当を買うときは、神妙な気持ちでソーセージを眺めてしまいそうです。